急用

■急用

 不要不急の外出の自粛が要請されている。不要不急とはなんだろうか?別に今でなくてもいい用事の様である。そして、不要不急の反対を考える。不要の反対は必要で不急の反対は緊急とすると、必要緊急というセンスのない言葉になってしまう。ここは、素直に急用とすべきだろう。我々高齢者は、日中のほとんどが不要不急の生活であろう。そのうちに、お前が生きているのは必要か?とも問われかねない。それに加え、我々は忘れやすいという特質も備わって来た。そのため、普通の人が不要不急であっても、急用に変わるのである。

 しかし、今日は本当に急用ができた。明日ではダメなのである。市の施設が休館になる。図書館も含まれるので、限度いっぱいに本を借りて来なければならない。今回の動きは、早かった。感染症並みの速さであろうか。速さで思い出したことがある。県知事と市長の罵り合いである。今回、市の方で早々と休館を決めたので、おそらく県の方も追随するであろうことは、容易に分かる。明日にでも報道があるのではないかと思う。

 家人を送ってから帰宅し車を置いて徒歩で向かう。おかげで午前中に1万歩近くになった。

 昼は、焼きそばにした。

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 費用を検証すると、焼きそば15円、野菜50円、肉50円とワンダラーにはならなかったがまあいいだろう。

 午後からは昼寝である。

 家人を迎えに行く時間になったので、時刻まで公園を散歩する。

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 高校生が走っていたり、小学生と母親がバドミントンしていたり、キャッチボールをしている親子もいた。この時期の風は実に気持ちがいい。慌てずにゆっくりと歩いた。

 公園内に梅の木がある。先ごろ知ったのであるが、梅の実を使うのは白梅だけであり、紅梅は観賞用であるということであった。

■「限界病院」(久間十義著、新潮社、2019年)を読む。

「地方消滅」

「気づかずに相当に無理を重ねていた都会の生活~」

「きれいとか汚いというのは、いわば社会的な取り決め~」

「~ますます認められるように、ひたすら勘違いを増幅させていった~」

「~ご連絡に一切の反応がなく、これを無視して今になって慌てて訴えてこられても、時間切れです。」

「最終的に組織は個で成り立っています。」

「資本的に時代遅れになっているものには一種の淘汰が必要ですよ」