マウンテン・ハイ

■マウンテン・ハイ

 毎回登山後はハイになってなかなか寝付かれないという状況である。昨晩もそうであった。疲れているにもかかわらず眠ることが出来ない。興奮状態というわけでもないが、適当な言葉が見つからないので自分ではマウンテン・ハイと呼んでいる。

 そして、昨晩は異変が起きた。というか、久しぶりの状況である。フトンに寝ていると、突然両足が痙攣した。いわゆる、こむら返りである。しかも、今回は太ももも引きつっており、4か所である。部屋でもんどり返ってしまう。這うようにして階下に降りて、家人を頼る。家人は医療従事者なので何か対応してくれるだろう。しかし、ほっとけば治る、という返事であった。こんな時に頼りになるのが漢方薬芍薬カンゾウである。それをリュックから出して服用しようとしたら、家人が見かねてこむら返りのツボを押すと云う。確か、ツボの講義をしているはずである。ツボを押されるとひどく痛かったね。漢方薬も服用して20分ほど横になっていると何とか立てるまでになった。ツボ押しが効いたのか漢方薬が効いたのかは分からない。

 部屋に戻ったが、眠れない。ちょうど、ベンチャーズの日本公演の動画を見ていたら2時近くになった。しかし、その後は自然に眠ってしまったようだ。ところが、起床は5時過ぎであった。3時間ほどしか眠れてないが深い眠りであった。体がなんとなく不自然であったが、なんとか動けるので7時前に散歩に出る。日曜日の早朝は車が少なく気持ちがいい。

 いつもとは違った道を歩く。使い捨てマスクが落ちていた。未使用のようだが・・・。

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 セカンドオフィスでモーニングを頼む。日曜日にはY.O.さんとの出会いがある。

 今日は、8時38分来店で8時57分に出ていかれた。挨拶だけした。

 少し早いが店を出て公園に向かう。途中、黄色い花が咲いている。見て、どっちだったかと考える。キンシバイかビヨウヤナギかである。雄しべが出ているのは、どっちだったかと考えながらであったが、ウメの花に似ているので、キンシバイだろうと判断した。

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 もう少し歩いているとマグワが成っていたので、一つ摘まむ。甘酸っぱい味だ。やはり、ジャムにしたらいいようだ。今年は、挑戦できるかな。

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 公園ではシデ属があった。シデは苦労したので復習である。良く見るのは4種類なので、クマシデ、サワシバ、イヌシデ、アカシデに限ってまとめたことがあった。シデのややこしいのは、この4種とも似たようなところに生育するということである。したがって、山では一区画で混ざっている可能性も無きにしも非ずである。

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 昔は、葉の側脈などを数えたり、果実の長さや葉の長さを見立てていたが、個体差もある。それに時期もある。幸い今は果実があるので、分かりやすい。このぶら下がっている果実は、バラケているので、イヌシデかアカシデになる。まあ、果実が無い場合は、葉でまず判断する。基部が心形であればサワシバなので、容易に区別ができる。次は、樹皮である。青っぽく、縦筋ができるのは、イヌシデだけなので、確認する。

 果実がホップのようにまとまっている場合は、クマシデかサワシバになるので、葉の基部で識別が付く。イワシデはあまりないので無視している。

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 間違いない、この樹はイヌシデである。こういうのを増やしていきたいねえ。

 さて、昼である。昨日はウドンだったので、今日は蕎麦にしようと決める。冷蔵庫に何かないかと開いたら、タケノコとウドがあったので、天ぷらにした。

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 今回も50円ほどしかかかってないだろう。

 午後からは、眠気が勝り昼寝である。おかげで少し楽になった。歩数は、昨日は2万2千歩越えであったが、今日は1万5千歩ほどであった。

■「シルバー川柳」(みやぎシルバーネット編、河出書房新社、2020年)を読む。

「医師に訊く 帰りは箱か 歩きかと」

「長生きの 秘訣問われて 「憎まれろ」」

「山ガール 近くに寄れば 山ババァ」

「新聞の 先に目に付く 死亡欄」

「よっこらしょ やっと起きたが することない」

「ストレッチ 伸ばした筋肉 縮まらず」