三日目

■三日目

 今日は仕事先まで電車でGOである。2時間ほど早めに家を出て、駅前のセカンドオフィスへ向かう。時間に間に合う電車は1本だけなので慎重に10分前に店を出る。最寄りの駅から1.5kmを歩く。日陰を選んで歩いたが、やはり汗は出てしまった。外で着替えて担当場所を確認すると初日と同じ場所であった。

 ただ、品物をベルトコンベアーに置くだけである。やりながら考えていたが、社会人になって働いてからこのような単純作業はやったことが無かったので、なかなか面白い感覚である。タイトルは危ういが、チャップリンのモダンタイムスだったか、自動ラインを皮肉った映画があった。それと同じである。午後からも同じ作業内容であった。

 今日は3時30分に終わった。ここから、16時発の電車に乗るために駅まで歩く。だいたい20分と見ている。そのため、仕事着のまま歩き始め、信号待ちで手袋を脱ぎ、作業服を着替え、SUICAも出しながら速足で急ぐ。なんとか3分前に着くことができた。

 この電車に乗れたので市役所へ向かう。マイナンバーカードの更新手続きが必要という封書が来ていた。16時30分ごろ受付をしたが、25人待ちであった。市役所の待合室に仮眠室を作って欲しいと思った。1時間後に手続きが終わった。

 今日が普段の勤務状態になる。そうすると、特段歩かなくても1万歩は行くことが確認できた。普通、運動のためにスポーツ施設に行くと、入館料を取られる。それに比べ、負荷はあまりないが、汗をかくことができお金をもらえるというのはいいのではないかと思う。

 仕事中に電話があった。先日、講義をした公民館からである。説明資料を欲しいという内容であった。ひょっとしたら、説明がツボにはまったかもしれない。

■「小田島隆のコラムの切り口」(小田島隆著、ミシマ社、2020年)を読む。

「~データの保管場所として最も信頼できるのは、架空の領域なのである。」

「~読書が苦しみであることに、これまで、長い間、自分が気づいていなかった~」

「本は、彼を向上させたりはしない。むしろ、ほとんどまったく何の役にも立たない。」

「乱読者は、多くの場合、本の表面を通過する漂流者で~」

「言葉は、肝心な時にはいつも役に立たない。」

「~勝利に貢献したわけでもない連中が勝った気になるうっとうしい事態を警戒している。」

「“選択と集中”~無能な企業のトップがお題目のように繰り返してきたマジックワードだった。」

「~酔った上であれシラフであれ、言った言葉の責任はその言葉を発した口の持ち主が負わなければならない。」

「~ここまで乗り遅れてしまった以上絶対に乗っかかるまいぞ~」

「FAQ~フリークエントリー・アクスト・クレスチョン~頻繁に繰り返される質問~」

「事件の重大性を勘案する感覚の希薄さ」

「コトの善悪を推量する常識の欠落」

「仕事をすればするほど評価が下がってしまう~」

「毒を食らい、毒を吐き、毒づき、日々毒し毒されている。」

「~“物足りない”ということがヘルシーの極意なのだ。」

「汗をかくことは、毒素の排出のみならず、血行の促進と、体温の上昇、および新陳代謝の活性化につながる。」

「軽率というのは一生の病だ。」

「一度断食を体験した人間は、うかつに太らなくなる。」

「われわれは、誰もが人生という檻の中の囚人なのだ~」

「結局、人間は一本の管なのだということがよくわかった。」

「二十一世紀になってから大量に垂れ流されることになる“バラエティー”というクソの役にも立たない情報番組~」

「記憶ほど貴重なものはない。」