ギャップ

■ギャップ

 今日も仕事である。何か、問題でも?

 9時スタートなので、これまでと同じように、7時にコーヒーを買って、職場の駐車場でくつろぐ。今日は、いい風が入って来たね。目を瞑っていると、若い頃の感じがしたが、いつかは思い出せない。夏休みの雰囲気だろうか。

 今日も駐車場整理である。しかも、開店時刻が9時というではないか。これでは、行列は出来ない。従って、駐車場整理は不要である。しかし、指示された仕事はこなさなければならない。しかし、暇である。ただ、立っているだけである。

 そこで、駐車場整理は不要ということをアピールするために、目立つ場所に座ることにした。きっと、誰かが見ているだろう。

 午前中は、日陰に立ったり座ったりしていたものだから汗もかかない。

 昼食後、午後の持ち場を確認したら、なんと投入ラインである。今日あたりは、3,000箱を越えているのではなかろうか。一転、筋トレモードになった。ほとんど休む暇がない。ユニフォームは汗で変色した。2L用意していたお茶も残り少なくなった。

 終了したのが18時半過ぎで、外は暗くライトを付けて帰宅した。

 このギャップに自分の筋肉はついていけないようだ。少し無理したようで、明日が怖いね。

 明日の持ち場を配置表で確認したら、駐車場整理のところに自分の名札がない。もうやめたというではないか。予定通りである。

 そして、自分の明日の持ち場は、通称筋トレ作業であった。望むところである。

■「カバノキの文化誌」(アンナ・ルウィントン著、原書房、2022年)を読む。

「カバノキ科は~カバノキ族~ハシバミ族とクマシデ族~ハンノキ属~」

「~カバノキの種の同定と命名は特別に難しく、いまだに終わっていない。」

「カバノキを正しく同定するのは昔から困難なこと」

「シラカンバの種子は、周囲に生えているライバル、マツやトウヒなどの球果植物の種子より一般に軽く、小さく、広い範囲に拡散するため、生存競争では際立って有利である。」

「皮目(内部組織と外気の間で通気を行うための盛り上がった割れ目)」

「~白い樹皮は~日光を反射させるために白くなった~」

「とくにベニヒワマヒワを含むフィンチのくちばしは、カバノキとハンノキの尾状花序を食べるように特化している。」

「~樹液を採取できる期間は~初春に木が若葉をつけるまでの10日前後から3週間までと短い。」

「4.5リットルのバーチシロップをつくるには、約455リットルの樹液が必要になる。」

「カバノキの樹液を飲むと元気になるという考え方は広い範囲で見られる。」

「バーチタール~100の病に効く薬」

「研究によれば、バーチタールをはじめとするタール類には、一時的にDNA生産に働きかけることで皮膚細胞の過剰な生成を抑制し、皮膚の成長が正常な状態に戻るよう促す作用がある。」

「~タール製品の局所使用が~皮膚がんや内臓がんの原因になるという疫学的証拠はない。」

「ベツリン~多数の異なるタイプの腫瘍の転移を抑制するとともに、そうした腫瘍細胞を殺すこともできるが、正常な細胞には害を及ぼさない。」

チャーガ、あるいはカバノキのキノコとよばれるものを飲んでいた。」

「樹皮の特性は、中身がなんであろうと腐敗を防ぐことだ」

「毒キノコのベニテングタケ。とくにカバノキの成木のそばに生えることが多い。」