■梨
登山後2日目。老人になると筋肉痛は翌々日に来るといわれており、正解である。朝から筋肉痛がひどい。ちょっと今回は厳しいぞと思った。今日から仕事であるが、生産量が少なく午後出勤となった。
そこで、朝一にセカンドオフィスへ向かう。ここには、いつもと変わらぬ風景があった。
家人は休みなので、職場まで送ってもらう。
仕事の内容は、先週からやっている出荷検査である。今日は、スポットクーラーよりも外の風の方が気持ちよかった。汗もかかないと考えていたが、薄く湿っていた。
帰りに梨を6個ほどいただいた。高級な梨である。家人も直売所で買うと言っていた。毎年、この時期は梨ばかり食べている。今年も、毎日2個分は食べていると思う。そろそろ幸水が終わり、秋月になる。
■「言うて栓なきことの記」(羽毛田信吾著、図書刊行会、2020年)を読む。
「~心穏やかに晩年を過ごすのは誰にとってもなかなか容易ではない。」
「すでに見るほどのものは見、為すほどのことは為した。後はついでに生きている」
「世の風に曝され次第に煮ても焼いても食えない人間になっていく~」
「しかし、夢の中で技術が向上するということはある。」
「望蜀の誹り~一つの望みを遂げただけでは満足せず、欲張ってその上を望む~」
「~親友とは“にもかかわらずの友”~」
「貧乏と向き合った仕事がしたい~」
「ヒトと作(な)るのは一点の素心存するを要す」
「外国語をやたらに使うのは日本語をスポイルするものである」
「何でもある。希望だけがない。」
「~昭和三十年代は、様々悩みを抱えつつも進歩ということに何の疑念も持たなかった頃、・・・・・・・ある意味幸せの絶頂期であったように思う。」
「忙しくて老い先短いことなんか考えていられないというところである。」
「蓮の実は食用になるという。」
「加齢に伴う諸能力の衰えの先行指標が“あれ”の多用だろうか。」
「注文すれば食べたい物が食べられるなどという贅沢を自分に許して良いのだろうか」
「欠かさず続けるには相応の覚悟と努力が要る。」
「今さら習得しても活用する場もないのに~」