こんな日

■こんな日

 今日は家人が休みなので職場まで送って行ってもらう。そのために、久しぶりにセカンドオフィスに向かった。到着が徒歩で7時20分ごろであった。2時間もすると常連さんが到着され疲れた頭が休まる。自分は3週間ぶりと言われた。そんなになるかね。話題は、もっぱら登山であった。ちょうど、遭難が相次いでいるのでそれも含めて多方面にわたってあちこちと話題が飛んだ。

 驚いたことがあった。定年後も仕事をするといいそうだ。自分に合わせてくれたようであるが、この意見はどうかと思う。仕事なんかして何か得ることがあるのだろうか?いくばくかの賃金を得るだけで、貴重な時間が費やされると思う。どっちが大切なんだろうかと深く考えてないような人が定年後も働いているように感じる。まあ、人それぞれである。自分の老後は今のところ失敗作である。一度しかない人生も健康寿命まで数年に迫った。もう元気で動ける期間も少なくなっている。これは平均なのであるが、自分は平均以下だと考えている。そうすると、数年間ほどか。仕事なんかしている場合じゃないぞ。

 帰りも徒歩で帰り、車で送ってもらう。今日も投入工程であった。作業場へ行ってビックリ。今まで見たことも無いような量が積んである。初めてであるが15時で休憩タイムがあった。16時半までで一番遅かったのではないだろうか。帰路に着くころには薄暗かった。

■「妻の終活」(坂井希久子著、祥伝社、2019年)を読む。

「人の厚意というものは、素直に受け取っておくが吉である。」

「年長者の意見を昔の人は知恵と呼んだが、今の若者は“害”と切り捨てる。」

「~お母さんの人生を搾取してきた~」

「死とは消滅だ。」

「~スーツ通勤は過去の栄光への執着に見えている。」

「~“仕事”と言えば他の面倒事を回避できる~」

「立ち仕事に耐えられる体作りは怠るまいと、今日も駅から家までの道のりは歩いて帰る~」

「欲こそが人の原動力なのだから。」

「~現役時代の価値観にしがみついた挙句に、残るものはなんだろう。」

「~過去の中に生きている。」

「~娘たちの態度が父と母ではまるで違う。」

「仏に近づいている」

「若いころの願望は、そのときに実現しておかないと気力体力がついてこないのだと分かる。」

「~二人はやがて、一人になるのだ。」

「仕事一筋だった奴ほど、定年で辞めたとたんに老け込んだり惚けたりしちまうもんだ。」

「~キーワード予約で録画~」

「~本当に大事なものは、半径50メートル以内にあった~」

「趣味を兼ねた生存確認~」

「人は若いうちに挫折を味わっておかないとろくな大人にならないのだ。」

「居場所は用意されるものじゃなく、作るもの。」

「こんなになってまで、生きていたくはないと。」

「花の名前でも知っていればなにかに活かせたかもしれないのに。」

「人としての尊厳を守りたくて~延命治療を断った。」