■柿

 今日も過ごしやすい一日になりそうだ。長袖を出す。朝家人を送った後に、フォレスト関係で材料を届ける。そうして、帰宅後、実家の裏庭に成っている柿を採ることにした。最近、小粒になっている。もう上の方が、いわゆる“熟し”になっており、鳥のつついた跡もあることから、今日採ることにした。

 毎回5円出して購入しているスーパーの袋の大きいのを持ってハシゴを上がる。持っておれないくらいの重さになったのでいったん降りて見上げると、まだ採れそうな場所になっているので、新しい袋を持って再び上がる。2袋目も重くなったので、無理な高さの柿は鳥さんのためとやめる。数は数えてないが50個ぐらいか。家人が大好物なので毎年楽しみにしている。

 職場で商品を落下させて不良品を作ったラインというのは、もう二度と着きたくないと考えていたが、再び同じラインになった。誰がどのラインかは、配置表の順番に寄る。また、悪夢が襲う。まあ、今回は慎重にやろうと思う。4種類8ラインである。

 最初から大量に流れてくる。しかし、動ずることなく慎重に両手で作業をしていた。ところが、あっちを片付ければこっちが、長い待ち行列を作る。しかし、ここは我慢である。焦らず、素早くと自分に言い聞かせて作業を進めていると、後方で人の気配がする。何と何も言っていないにもかかわらずおばちゃんに応援してもらっている。

 「あんたのを見ていると、何だか・・・・・・」ということであった。

 そうか、やはり遅いのである。しかし、品質第一でやろうと開き直っていた。

 夕方はいい風が吹いてくれて、公園の駐車場に停めて風に吹かれて半分眠っていた。

■「作家と一日」(吉田修一著、木楽舎、2015年)を読む。

「~歩数計のお陰で貯金箱に十円玉を入れているようで楽しい。」

「~ひたすら“ボーッ”と歩く~」

「~深夜の散歩~」

「“困っている人のために体が勝手に動く”ことほど、素晴らしいものはない。」

「一応、旅先では何があるか分からないので、ジャケットとシャツくらいは持参する。」

「当然優しい人が作る料理というのは美味しいに決まっている。」

「~花火~見下ろすような格好で見物することができる。」

「昔嫌いだったものが好きになり、逆に昔は好きだったものが嫌いになる。」

「~自分が何が好きで何が嫌いなのか、ちゃんと分かっている人間というのは、もしかするとそう多くないのかもしれない。」

「~何もないということはこんなに贅沢なことなのかと感動させられた。」

「台湾の人はのんびりすると決めたら、徹底的にのんびりする。」

「~ホスミン効果をざっくり説明すれば、新陳代謝がすこぶる良くなる~」

「~ショッピングセンターでは今の日本の姿が見えるのだ。」

「~この今の状態がどれほど奇跡的な一日の連続なのかということを忘れないようにしたい。」