ちくわぶ

ちくわぶ

 今日は風が強い。しかし、セカンドオフィスに着くころには、薄っすらと汗がにじむ。8時前であったが、指定席は空いていた。リュックを置いてからモーニングセットを頼む。1時間もすると眠くなるので、目を瞑る。これは、身体から発せられるサインである。常連さんが入店されたものの、自分の隣には若い女性が座っていたので、会話は成らずであった。昨日行って来られた新穂高の情報を聞きたいと思っていたが、明日以降になった。

 何回か、目を瞑る。そして、少し早めに店を出ることにした。次は昼食であった。まだ、決めていなかった。家にはカレーがある。さて、どうするかと思いスーパーに入ってから決めようと入店する。野菜は沢山でていたが、調理方法を知らないので歯がゆく思いながら、おでんセットに目が止まる。出汁も入っているので、封を解いて温めるだけである。値段を見て驚いた。チョットこの値段では貧乏老人としては諦めざるを得ない。しかし、おでんによって、最近読んだ”ちくわぶ”の本を思い出した。

 この歳になると、まあ大概の食材は経験済みと考えていたが、それはとんでもない勘違いで、知らない食材の方が多いのではないかと思う。”ちくわぶ”は、おでんの中に入っているというが、地域が関東に集中している。確かに、地元では入れない。そこで、スーパーでの目的は、”ちくわぶ”探しになった。練り製品ではなく、うどんの仲間だろうと両方探したが、双方の売り場にはない。2巡目で見つかった。さっそく、購入する。

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 帰宅後調理である。これは、食べた記憶がないので、本に書いてあったように、いろいろな食べ方をしたいと考えている。メインはカレー蕎麦にする。かぼちゃの素揚げも入れる。”ちくわぶ”は、煮込んだもの、焼いたもの、揚げたもの、生と4通り試すことにした。煮込みは、蕎麦の出汁で煮込んだが、時間が足りなかったが雰囲気は分かった。それぞれ、食感がまったく違う。自分としては、揚げたのが好みである。

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 何か、当面のテーマが出来たようだ。スーパーに行って食べたことのない食材を調べて調理するのである。なかなか面白かったね。

 食後は昼寝であったが、やはり調子が悪かったのだろう夕方近くまで寝入ってしまった。

 雨がポツポツと降っている。

■「ちくわぶの世界」(丸山昌代著、ころから、2019年)を読む。

「食は多様化し、おでんを食べることが少なくなっています。」

「小麦粉には“強力粉”“中力粉”“薄力粉”の3種類のタイプがあります。~この3つのタイプの違いは、含まれるタンパク質(グルテン)の量の違い~」