蕎麦打たず

■蕎麦打たず

 昨日のめまいは、嘘のように消えて朝から調子がいい。原因は、少し寝不足だったようだ。今日も自家用車不要とし、セカンドオフィスまで徒歩で向かう。座席は見知らぬ方が座っており、常連さん達はバラバラに座ったので会話はなかった。挨拶だけして別れる。

 昼はどうするか。新蕎麦の季節であるが、春に買った蕎麦が残っている。1kg頼んだら、1.5kgで同じ値段でくれたものだからなかなか減らない。先ごろ読んだ本に、蕎麦は打たない方が風味を損なわないようなことが書いてあったので、今日は蕎麦にする。これまでやってきて、伸ばしがダメなことが分っていた。だからといって、道具を揃える積りはない。

 今回は自己流で、作ることにした。

 先ずは、蕎麦粉を正確に計ってボールに入れる。

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 次いで、浄水も正確に計って少しずつ入れてこねる。うどんは塩水であるが、蕎麦は水だけなので自分のような心臓に疾患がある者にはいいだろう。

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 本来であれば、ここから伸ばして鍛える=打つことになるが、今日はやらない。手の平で適当な厚さに伸ばして整形する。

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 これは2食分なのでこのうち3枚を茹でる。厚いので5分ほど茹でる。

 付け合わせの天婦羅を揚げる。先日、家人がサツマイモを切っていた時に、”このサツマイモは柔らかい”と言っていた。これには、原因がある。自分が包丁を研いだためである。かぼちゃを切ろうとしたら切れにくいので時間を掛けてゆっくり研いだのであった。

 昨日、テレビを見ていたら、魚肉ソーセージを取り上げていたので、これも購入し、天婦羅と茹でで試すことにした。

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 汁は、あんかけ風にした。果たしで、そのお味は?

 結果的に失敗であった。蕎麦の中まで火が通っていなくて2mmほど生になっている。それに、硬い。アルダンテ以上である。もう一食分あるので、茹で時間を伸ばそう。やっこに付けたショウガが良かった。でも、何とか食べ切ることが出来た。

 午後から、近くの喫茶店で過ごす。ここで、スマホからアルバイト先に応募した。まあ、電話が来なくてもいいが、これが第2弾である。

■「デブを捨てに」(平山夢明著、文藝春秋、2015年)を読む。

「書物を読めへん人間は上にあがれへんねん。」