ハゲ山敗退

■ハゲ山敗退

 久しぶりの登山である。金曜日までの予定では隣県の山へ行く予定であった。しかし、天気予報は雪100%となっているので、止むを得ず、県内の低山に決まったのが昨日の夕方であった。このハゲ山は西種登山口からだと30分程度で登頂できるので、雪山になじむにはちょうどいい。たいていは、城が平山から縦走することが多いが、これだと3時間ほどかかる。県内の予報も雪なので、手っ取り早くこの山にした。

 スノーシューも持参していたが、まだ出番はないと考え車に置いて長靴で臨んだ。

 おなじみの登山口の標識であるが、雪がかぶって見にくくなっている。

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 進んで直ぐに、スノーシューがあった方がいいと思ったが、戻るのが面倒なのでこのまま長靴のまま進む。最初は、くるぶし程度の積雪であった。

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 最初から期待はしていなかったが、案の定トレースは無い。バージンスノーの上を進むことになる。地図も無く、下調べも無く、数年前の記憶だけを頼りに進む。

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 そして、積雪は、直ぐにひざ上ぐらいになる。

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 参ったなア。雪が小康状態なので進めるがここで雪に降られると気力が失われる。くさのさんに確認する。「やめようか?」と。しかし、いけるところまでということで、進む。

 新しい標識も立っていた。

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 まもなく、樹林帯である。青空も見えている。気分を取り直して進む。

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 スギ林の中は、積雪は少ない。

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 くさのさんの姿が見えなくなった。まるで、積雪を感じさせないように普通に歩いている。なんでか?

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 藪も抜けてひたすら林道を目指す。

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 急斜面を振り返ったところである。前方には、くさのさんの姿は見えない。

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 林道に到着して左へ進む。その後、右に折れる。全山登山道である。このころから雪がひどく降って来た。

 林道を歩いている自分である。ラッセル、ラッセルの連続であった。

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 くさのさんが歩みを止めた。絶壁に近い傾斜になり、自分は登って来れないと判断し中止を判断されたようだ。

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 いったん、林道まで降りたが、時間もあるので反対側へ向かったが、行き止まりであった。

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 ここで、戻ろうと決める。帰りの道である。雪が降っているが、帰りに迷うことは少ない。自分たちが歩いて来た跡が付いている。しかし、雪がひどく降ると、その跡がかき消されることもあるので、戻るタイミングが難しい。

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 まあ、登頂は叶わなかったが、2年ぶりの雪山はそれなりに楽しかったね。雪慣らしをしたと思えば成果はあったと思いたい。

 下山後は、ラーメンである。R8沿いに新しく出来た店に向かう。約40分待ってやっと食べることが出来た。

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