師走

■師走

 今日も予定はなくゆっくりした年末を過ごすことと考えていた。早朝、風呂を沸かしゆっくりと入る。やはり朝の入浴は休まる。暖をとるという目的もあり、この時期は適している。

 幸い、今日は晴れているので歩こうと決める。朝食後、家人の出勤前に家に出る。陽射しは出ていたが、風が冷たく、やはり、師走である。セカンドオフィスへはいつもより時間がかかったようだ。

 いつもの席も空いており、吸い込まれるように定位置に座る。注文は、ストレートコーヒーである。今日は、ブラジルであった。ああ、この味だ。なぜだか、ブラジルだけは体が覚えている。しばらくすると、常連さんが二名相次いで入店される。話題の中心は、来月開催される新年会で盛り上がる。参加は5名で、男性4名、女性1名である。

 今年も年末まで予定がないので、ゆっくりと本を読んでいたかったので、図書館へ向かう。

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 もう積雪も消えている。昼はどうするかを考えていると、スマホが鳴った。知人のTさんからで、門松を製作しているが、植物の配置がうまくいかないので見て欲しいという内容であった。送られて来た写真は、これである。(before)

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 これを見た途端、これでは神様が降りて来ずスルーするなあと思いながら、まだ昼食も食べていなかったことなどを連絡すると、一緒に食べようとなり迎えに来ていただく。行先は、これで開店以来3回目になるラーメン屋さんである。今日もメニューが増えていた。迷わず、小盛を頼む。

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 満足満足であった。とにかく野菜が多い。麺を食べ切っても、大量の野菜が残り、それも熱いので、フーフーいいながらほおばる。スープまで飲み干した。

 食べて直ぐに、知人のTさんの自宅へ向かう。なかなか忙しなくなって来た。

 少し手を入れた結果がこれである。(after)

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 まあ、欲を言えば、梅が欲しかったが、造花を買って来てほしいと託した。

 終わってから、コーヒーショップに向かい。ケーキセットを頼む。笑った、笑った。腹がよじれるくらい笑ったね。

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 ああ、忙しかった。やはり、師走であった。

■「工学部ヒラノ教授の徘徊老人日記」(今野 浩著、青土社、2020年)を読む。(その2)

「~自分の身の振り方は頭がダメになる前に決断すべきだ~」

「座っている時間が長い人は認知症になりやすい」

「空白の時間は認知症を連れてくる。」

「大勢の意見は案外正しい」

「つまり映画鑑賞は単なる娯楽ではなく、取材のための体力がない老作家にとって、生産性のある活動に昇格したのである。」

「必要不可欠でない情報ツールには、今も手を出さない。」

「すべての物ごとにはメリットとデメリットがあるのだ。」

「世界一を目指した日本は、バブルに浮かれて破滅への道を選んだ。」

「役職は人間を作ると言われている通り~」

「市場平均貪欲度」

金利とは、人々が現在の消費を我慢することに対する報酬として与えられるものである。」

「低金利は非効率的なビジネスに塩を送るシステムである。」

「低金利政策は労働者や老人から金利収入を奪った。」

「MMT理論~国債が自国民の資金によって賄われている限り、政府負債はいくら膨張しても構わない、という理論である。」

「一日14時間の猛勉強に明け暮れた。」

「水に落ちた犬は棍棒で叩かれる。」

ユダヤ人は日本人と違って、強欲を悪とはみなさない。」

「政治家の業績は、歴史の法廷での検証を経たのちに評価される」

「移民に頼る戦略は機能しない」

「嫌いだった人でも友人が死ぬと悲しい」