大人の遠足(ミニ)

■大人の遠足(ミニ)

 子供が試験というので会場まで送る。帰路考えることは、今日の昼食である。ご飯はなく、打ってある蕎麦も昨日で無くなっていた。まあ、外食だろうと見当を付けていた。夕方まで時間があるので、近くの温泉でもいきたいなあ、などと考えていたら、知人のTさんからお誘いが入った。何でも、今月中に閉館する福岡町の温泉へ行こうということであった。

 名前を聞いて覚えていた、以前中部北陸自然歩道を歩いている時に、この温泉もコースになっていたからだ。渡りに船とはこのことであった。帰宅後、3分ほどで迎えに来ていただいた。

 知人のTさんがプロデュースの場合は、ルート途中にいろいろ盛り込んでくれるので嬉しいね。

 それはそうと、まずはランチである。行ったことがない中華料理屋さんに入った。お互いランチであったが、自分は中華丼のセットにしたので20円高かった。

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 ここ福岡町は鯉で有名である。豊富な水を利用して養殖がおこなわれている。そこで、食後は鯉の里へ向かう。

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 池の中に鯉が泳いでいる。見て驚いた。こんなに大きな鯉は初めて見た。1mほどもあろうか。

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 そして、目的地の温泉である。家族旅行村の中にある。途中、フキノトウが顔を見せていたが、もういい。今月で閉館である。

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 温泉は良かったね。少し熱いが、このところ体調が悪かったのでエネルギーをもらえたようだ。圧巻は、大浴場からダムを見る風景である。写真は撮れなかったが、待合室で似たような風景が得られた。

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 上がった後、少し涼むために公園内を散策する。

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 これで帰宅する。いつもは、コーヒーショップへ行くのであるが、途中で飲み物を買ったので今回はスルーする。

 今日は、偶然にしては出来過ぎの一日であった。まだ、温泉の熱が効いているようだ。非日常を体験させていただいた知人のTさんには、感謝したい。

■「のっけから失礼します」(三浦しをん著、集英社、2019年)を読む。

「~頻繁に道を聞かれるのは善人っぽいからじゃない。隙があるからだ。」

「ちゃんと風呂に入る人間になりたい。」

「年を取ると、動かないものがどんどん好きになるんです。」

「職業が人間をつくる。」

「流行に疎いと思われがちな高齢者は、実は案外、世間の動きをよく知っている。」

「~コショウは料理においてきわめて重要なのだそうだ。」

「無駄にポジティブだから、おまえは際限なく肥え太るのだ。」

「お年寄りは夜中に何度もトイレに立った挙げ句、結局朝早くぱっちり目が覚めてしまうという。」

「自分にとってはフツーだが、一般的にはあまりフツーじゃない。」

「過去最高体重を記録したので~」