ランチ・鏝絵・梅

■ランチ・鏝絵・梅

 今朝は朝方は曇りだったので、セカンドオフィスまで歩く。途中で、傘を忘れたことに気が付いた。天気予報は昼近くに荒れると報じていた。今日は早めに帰ろうと思いながら入店する。いつもは、本を読んでいることが多いが、今朝は図鑑であった。実は、今朝読む予定の本を読んでしまっていたのであった。原因は面白過ぎて途中でやめることが出来なかったのである。図鑑は、試験勉強時代を思い出させてくれる。しかし、飽きないねえ。どれだけでも読んでいられる。これは、新たな感動があるからだろうと考えている。逆に考えれば覚えていない、忘れているということである。適当にページをめくっている。すると、モクレンのところで、顔から火が出るような感じがした。確か何年か前でこのブログでも紹介していたはずだ。モクレン科でシモクレンのことを内側が白く、外側が紫と書いていたが、間違っていたことが分った。シモクレンは写真で見る限り、内外紫色である。内側が白色、外側が紫色のはニシキモクレンであることが分った。ああ、恥ずかしい!植物のことを、ブログなどに書く場合はしっかり調べてからでなければならないと改めて思うし、最初のころはそうやっていたと思い出した。

 まだ、雨も大したことがない時間帯に店を出た。しかし、風がひどくバスで帰宅した。帰宅して、ファンヒーターで乾かしている時に、知人のTさんより連絡がある。ランチのお誘いであった。ちょうど、何も買っていなかったので了解し迎えに来ていただいた。知人のTさんの場合は、店の名前は行ってからの楽しみになっている。車の中でランチの後に美術館へ行こうという話になった。車は、以前自分が住んでいた地域に入った。10年以上住んでいたにもかかわらず目当ての店は知ってはいたが、入店したことはなかった。

 バランスを考えてランチを頼む。茶碗蒸しもあり値段の割には豪華であった。

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 消費税込みの値段であったので、満足であった。

 続いて、美術館というが、話を聞いていると最近テレビで放映された場所という。この報道は自分も見ていた。漆喰で作るのである。やはり本物を見たいという。

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 最大級の鏝絵(こてえ)であった。その大きさや緻密さにびっくりであった。

 ここで温泉が入れば大人の遠足になるが、今日はないようだ。引き続き梅が見たいとのことで、やはりテレビで放映された場所へ車は向かった。自分の感覚では、梅の見ごろはもう少し後であるし、有料の施設に入るよりも多くの梅がある場所を知っているということで、車は180度方向を変えた。

 知人のTさんは、梅が田んぼの中にある様に咲いているというものだから、このことを英語でバイデンと言ったら、受けた。

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 人物も入れて撮りましょうとなった。

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 雨は持ってくれたので良かった。もう少し咲きほこったら、梅の香を感じながらメジロとの構図で写真が撮れれば花札になる。

 梅と言ったらこの句を思い出す。

  「東風吹かば にほひおこせよ 梅の花主なしとて 春を忘るな」

 最後は、コーヒーを飲みながら雑談をして別れた。

■「逆立」(北村岳人著、港の人、2020年)を読む。

「わたしは立っているというだけである」

「老人のなかで縮小していった」