里山散策

里山散策

 天気が良く、山へ行きたいところではあるが、県境を越えることは自粛ムードである。それなら、里山を歩こうという話が、くさのさんとまとまっていた。

 朝は、タケノコご飯にタケノコの味噌汁にタケノコの天ぷらで朝食にする。そろそろ、タケノコも終わりだろうか。散策に当たっては、山菜は期待していない。日射が強くなく、風も適当にあるので絶好の散策日和になった。

 尾根筋を歩いていると、ウワミズザクラがいたるところに咲いていた。今の時期、花と言えばこの花になろうか。あまり行かない脇道を通り、新たな発見があったり、急斜面を降りたり登ったりと登山程度の運動量になったようだ。

 いろいろ歩いていると竹藪が目に入る。自宅にはタケノコが沢山あるのであまり気乗りしなかったものの、遊歩道ばかり歩いているより変化があっていい。

 しかし、タケノコが顔を出しているのが見えると、やはり採ってしまう。

f:id:zen_chi:20210425172040j:plain

 小一時間歩き回り、次へ行こうとなった。二人のタケノコを合わせて撮影する。

f:id:zen_chi:20210425172147j:plain

 もうシーズンも終わりだろうか。良くわからないねえ。

 昼食は、ファミレスにした。身体は野菜を要求していたので、サラダバーのある店にした。入って驚いたね。感染対策にサラダバーで取るたびにマスクに使い捨て手袋を装着してくださいということであった。ちょっと、いや、かなり面倒である。一回ごとに手袋を新しいのに変えなければならない。コロナ対策に乗じて食べにくくしているとしか思えない。しかし、最後には食べ過ぎでしばらく動けなかった。もう、昔のようには食べることは出来なくなった。

 歩数は1万5千歩ほどで、まあこんなもんか。

■「赤い砂を蹴る」(石原 燃著、文藝春秋、2020年)を読む。

「生きている人間を一方的に絵にとじこめることはできないのだ。」

「人間はそんなに完璧じゃない。どうにかできたと思うのは思い上がりだ。」

「いじめのなかで、彼は薄ら笑いを浮かべていた。」

「どんな感情も、痛みも、見ないようにしてさえいれば、なかったことにできる。」

「自分の痛みに鈍感な人間は、人の痛みにも鈍感になる~」

「お金を取ると、能力が消えちゃう~」