直球

■直球

 今日はフォレスト関連の作業日である。7人ほど参加されるようだ。朝駅まで歩く。この季節の風は気持ちがいい。

 作業場に到着したら意外な方も見えられており驚いた。作業の途中の休憩時にGOTOEAT食事券の話になり、ここで自分の悪い癖が出てしまった。つい、調子に乗ってしまい、あれは千円単位なので自分のような高齢者は使えないなど持論を展開した。まあ、ここまでは聞き流してくれたようだ。食事の話はつづく。そして蕎麦の話になった。ある方から二八蕎麦と十割蕎麦をいただいて食べ比べたという方がいて、その違いを話している。ここでも悪い癖が出てしまい。最近、麺打ちをしており、蕎麦、ウドン、ラーメンの打ち方や特に味について喋ってしまった。言わなくてもいいことであったが、ウドンは20円ほど、蕎麦で100円ほど、ラーメンで30円ほどしかかからないと機関銃のようにまくしたてたら、まるで自慢話のようにとらえらえたようだ。

 ある方から出た言葉が「ぜんちさん、お金ないもんね!」であった。そうして、そんなに旨いなら、食べさせてよ!と続いた。

 これで、直球三振である。確かに合っているので、反論はない。しかし、外食は金持ちだの、自炊はお金が無いというのもどうかねえ。高いモノは旨いと考えているのではないだろうか、など心の中でいろんな意見が葛藤したが、口に出ることはなかった。

 ここで反省である。あまり、自慢たらしく、どのラーメン屋より旨いとか、蕎麦の味を分かっているのだろうかなどとは、今後話したり書いたりしないようにしたい。

 帰宅後は、蕎麦打ちである。つなぎを1割にした。3食分なので、明日以降食べることになろう。

 今後、自分は静かに、手打ち麺を食べるのである。

■「偶然の家族」(落合恵子著、東京新聞、2021年)を読む。

「本好きはみんな頑固者だよ」

「~しょっちゅうダイエットに取り組み、そのたびに失敗する~」

「品位を落として生きろ~」

「鮭の皮の天ぷら」

「~とっぴなことはなにも起こらないかわりに、つつましい贅沢がある。」

「時鳥はたしか、鶯の巣に托卵する~」

「木の名前はほとんど知っているというのに、~草花の名は、すぐに忘れてしまう~」

「~一生、詩と植物で生きることができそうだ。」