時計バンド

■時計バンド

 今日は家人が休みなので、いつもの休日になるはずであった。朝食の時に、英語の試験があると聞き、自転車で向かうとのことであったが、自分がいるので車で送る。

 昼食は、手打ちラーメンを使って焼きそばにする予定であった。あんかけ焼きそばである。麺を伸ばし切って茹でる。湯切りをしてから焼いて、餡を掛けた。

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 イマイチであった。原因は、麺である。湯切り程度では駄目であった。冷水で一度洗い締めてから焼くべきであった。餡は既に経験済で問題なかった。

 家人を迎えに行って、途中で降ろしてもらう。

 午前中に行っているセカンドオフィスへ午後から行くことにした。

 途中で、時計バンドが切れてしまった。この腕時計は、太陽光発電電波時計である。これなら永久に使えると考えていたが、ベルトが切れてしまった。実は、こういうのは何度かある。腕時計はかつてステイタスと思っていたことがあり、今考えるとその浅はかな考えに赤面である。ロレックスは重すぎてしなくなっていつの間にか無くなった。新婚旅行の時に買った、ロンジンは長い間していたが、電池が無くなってそのままケースに入ったままになっている。時計は時間が分かればいいのである。ついでに、電池交換もなく時刻合わせもないのがいいと、太陽光発電電波時計を何種類か使って来たが、本体は壊れていないが、時計バンドが壊れてしまっていた。

 こういうのは、買わせる戦略ではないかと考えている。例えば、自動車の場合は、わざと機能的陳腐化戦略を行い、デザインや機能を変えてしまう。つまり、古く感じさせてしまうのである。そうなると、エンジン初め性能は問題なないものの、買い替えをする動機になりメーカー側が喜ぶのである。過去にはパワステという機能があった。車は、両手で力を入れないとハンドルが切れなかったのである。それが、いまでは指一本でハンドル操作が出来てしまうなど。自分はそういう戦略に引っかからないように注意していたが、相手も巧妙なので知らず知らずに罠に落ちているかも知れない。

 周辺機器をダメにするように設計しておいて、本体ごと買わせる戦略は方々で見れる。こういうことが、豊かな社会だという人が多いが、自分は理解できないのである。

 これに対応するには、壊れたら直して使うことと、自分で直せないものは買わないという姿勢が大事ではなかろうか。又は、直せる技術を身に着けるなど。

 自分の知り合いで定年後、電気関係の職業訓練を受けている先輩がいる。最初聞いた時は、70歳近くで再就職かと考えていたが、考えようによっては、目の付け所が素晴らしい。自分は電気が苦手である。これは、学生時代のテストで18点というクラス最低の点数を取ったことが尾を引いている。50年以上も引きづっていると言うか、摺りこまれているといえばいのか。

 これからの買い物は自分で直せるかどうかがポイントであろう。メーカーも直せない設計にしている。コンセントのモールドというのか、樹脂一体成型である。コンセントが壊れたら、本体ごとお買い上げである。おいしい設計思想である。

 今回の時計バンド樹脂製であった。こういうことを考えるのに百均は向いている。百均の商品を加工して間に合わせるのである。その結果、マジックテープで対応することにした。接着部分は弱いので、両面テープで補強した。現在は、なんとか腕に収まっているが、外れやすいのを注意しなければならない。というか、注意するだけで済む。

■「鳥類学は、あなたのお役に立てますか?」(川上和人著、新潮社、2021年)を読む。(その2)

「~カツオドリはその漂着ゴミのおかげで巣材を充足させている事実がある。」

「ブタは地上で営巣する鳥の巣を襲う。」

「タンニンは動物にとっては毒である。」

「飛べる鳥で最大の種はアフリカオオノガン、体高1.5m、体重18kgの大物だ。」

「日本には約630種の鳥がいます。」

「島と鳥の移動性は、食物と生息場所と体のサイズによって決まる。」

生物学者が考えるところの外来種とは、人間によって本来の生息地ではない場所に持ち込まれた生物~」

ヨウシュヤマゴボウの場合は、ムクドリヒヨドリなどにより果実が食べられて種子が運ばれる。」

「良い質問とはすなわち、あまり聞かれたくない質問である。」

「実際には別種と考えられるのに、形態が似ているため同種と扱われてきた種を“隠蔽種”と呼ぶ。」

「固有種とは“ある地域にのみ生息し、他の地域では見られない生物”」

「海岸から約370kmの範囲は排他的経済水域EEZとなる。」

カワラヒワはイネ科やキク科の小さな草の種を好んで採食する。」

「鳥を楽しめれば、世界のどこに行ってもハッピーでいられる。」

「人間は未知が大好きだ。」

アリストテレスは人間の本質を知への愛だと説いた。」

「人間は新たな知識や経験から刺激を得ることに対して無尽蔵の投資をする。」