発見

■発見

 今日の風は薫風といっていいのではないか。非常に気持ちのいい風であった。今日も予定はない。朝家人を送って行った後、セカンドオフィスへ向かう。

 気が付くと、外のテーブルで過ごされている方が増えたようだ。風になびく髪がいい感じだ。

 昼は、打ってある蕎麦を食べる。昨日と同じメニューで、タケノコの天ぷらに冷やっこをおろし蕎麦で食べる。

 いつもは、2つに折り曲げて切っているのだが、つなぎを多く入れたので切れにくくなり3つ折りにして文化包丁で切って見た、短い分切りやすかった。この手があったかと新発見を喜んだ。

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 量は、大盛りである。店で食べる蕎麦は、量が少ないと感じることが多い。おかげで満腹になった。

 昼食後はマストの昼寝である。子供を送った後、家人を迎えに行く。その前に公園を歩く。花が咲いている。

 ガマズミ

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 時間があったので2周する。すると、雄しべが出ている木があった。この木を見るのは初めてである。全部見ているようで見ていないのだなあ。

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 この雄しべの出方はブナ科である。常緑樹なのでシイ属のようである。葉の形からマテバシイではないので、残りはスダジイかツブラジイである。ツブラジイは北陸の方はないので決めつけてしまいがちになるが、公園樹は何でもありである。念のために葉の裏を見ると金色なのでシイに間違いは無さそうだ。樹皮を見ると裂けているので、スダジイと判断した。秋に殻斗が拾えるので覚えておこうと思う。ここにも新たな発見があって嬉しかったね。

 歩数は1万2千歩ほどであた。

■「百年の弧舟」(志賀 泉著、荒蝦夷、2021年)を読む。(その1)

「飯を食って寝るだけの日々が俺の人生をすり減らしていく。」

「お国のために尽くすのがそんなに偉いが?お国のためとか言っても要は誰かの都合だべ。金儲けでねえが。」

「~豊かさを強いられるほど俺たちは貧しいのだろうか。~誰かが貧しいと決めつけるのだ。」

「高学年になると神童はもう神童でなくなっていた~」

「~巨樹と対話したり巨石を抱いたり~」

「~原子炉搭載のロボット、鉄腕アトム~」

「俺はといえば、毎日することがない。」

「自分の外側で世界は回り、自分はそこにいない。」

「悲しむことだってわがままなんだよ。」

「つまり放射能で汚されるか金で汚されるかの違いだ。」

「糞尿を垂れ流さないよう昨日から絶食している」

「絶望しきった人間が植物の種を蒔いて死ぬはずがない。」

「帰る場所があるから人は踏ん張れるのだ。」

「誰が人の生き死にを分けるのだ。」

「心が死んでいる」