一回目

■一回目

 予定表を確認すると、午後からワクチン接種であった。午前中はいつもと同じ動きになった。朝食後はマストの散歩である。朝は雨は降っていなかった。家人を送った後にセカンドオフィスへ向かう。空いている。ここで、子供からの連絡を待つも、フォレストの業務も行う。会費未納者への連絡であった。2年納めてないと自動的に退会になるので、慎重に対応しなければならない。活動をやめる場合は、退会届を出せばいい。

 子供を送ると昼である。昼は、ササっとつけ麺で考えていた。しかし、結構涼しい。セカンドオフィスの冷房が寒く感じる年齢になった。予定を変更してみそらーめんにする。野菜は、冷蔵庫にあるのを使い、肉の代わりにウインナーにする。

 ところが、作り始めて失敗したことに気が付いた。野菜が多すぎるのである。そこで、味噌スープを入れる前に分けておいた。味噌スープは、今回は赤みそと白みその合味噌にした。果たして味はどうか。

f:id:zen_chi:20210706185216j:plain

 これはアリである。これからは、白みそだけの場合と、合味噌の2種類になろうか。

 昼食後はマストの昼寝はしないで病院に向かう。かかりつけ医にしたのである。あまり慌ててはないし、自分より先に接種された方が世の中のためになる方が先に接種すればいいと考えている。

 ところが、受付すると、「よく予約がとれましたね!」と驚かれる。苦笑いしてごま化したが、真実は言えないだろう。そのころ、マスコミでは予約に時間がかかるだの電話も繋がらないという報道を盛んに流していた。自分の接種券が届いた時に、だらがかって、混雑の時にどんなメッセージが出るのかを確認したくて、何気なく予約したら通っただけである。

 待機時間を経て病院を出てから子供の送り迎えである。

 午後からは雨で空き時間はゴロンとしていた。

 昨日、ベルトが壊れたことを思い出した。正確には、ベルトのバックルが壊れたのである。詳しく見て見ると、外れたのである。この原因は、内側からの腹圧によるものである。だいぶ前からベルトを買う時は、全部に穴が付いているタイプにしている。最近、一つ穴が縮まったと思ったらこのザマである。これは、修理可能であろうと考えている。

■「作家の贅沢すぎる時間」(伊集院静著、双葉社、2020年)を読む。(その1)

「大切なのは記憶である。」

「自宅で食べた方がよほどラクだし、~」

「何も持たない人というのは、他人と同じことをしていてはどうにもならないだろう。」

「最近、都会に住む人たちがジムやサプリメントを身体に入れて、体力をつけようとしているが、ああいうものでついた力には限界があるように思う。」

「私は雑誌やテレビで紹介された店に行くことはない。店はやはり自分で街を、路地を歩いて見つけるのがイイ。」

「私は食べ物の美味い、不味いは口にしないし、書くこともない。」

「いくら美味しくても、高い値段を取る店は、名店とは言わない。」

「この合理性の源泉になっているのは徹底した個人主義なのである。」

「連絡がなければ、俺の中でおまえはずっと生きとんねん」

「~料亭が安かったら、そりゃ、文化が廃れるというものである。」

「暖房がなく、部屋が外より寒かったのである。」

「私は職人にも、店にも“美味い”とは言わない。」

「名人と呼ばれた人は小柄な人が多い。」

「私はどんなに良い店でも、その人が通っている店には行かない。」

「後悔などすることはどうでもよくて、大切なのは、そこで踏み出すかどうかは、己の人生の時間を見られるかどうかにある。機会を失うと、再び、そういう機会が来るということはまずない。」

「私は、飲食店の主人は無口な方が良いと思っている。」

「私にとって昼食は唯一の一日の栄養を摂る時なので~」