■無題
変則的ではあるが、家人は休みになった。そのため、開店と同時にセカンドオフィスに向かうので、逆算すると5時半に起床することになった。ゆっくりと、朝食を作り食べてから身支度をして出かける。暑いが、適当に風も吹いており日陰は涼しかった。
今日は用事もあったので、常連さんの入店と入れ替わりで店を出る。
昼頃に帰宅し、昼食を作る。
冷蔵庫を開けると、もやしとキャベツがあったので、味噌ラーメンにした。魚粉は入れた方が合うようだ。野菜一杯の手打ちラーメンと雑炊を食べ満足であった。
食後はマストの昼寝である。しばらくテレビを見ていたが、何を見ていたか忘れてしまった。15時になったので、洗濯物を取り入れ、炊飯をして、最短の喫茶店に向かう。涼しいので、閉店近くまで居座った。
■「妄想老人日記」(野坂昭如著、新潮社、2000年)を読む。(その1)
「~“妄想力”、これが身につけば、お上の福祉などに依存する必要はない。」
「未来は過去にしかない年齢となれば~」
「“臓器移植”は英語で、“オーガントランスプランテーション”と教わる。」
「~日記に嘘はつきもの~」
「依存症の地獄から抜け出さなければならない。」
「一日とにかく机に向い、時折、自己流トレーニング。」
「人差指より薬指の長い人、精力絶倫やそうよ」
「~正しい日本語は、翻訳家、特に女性が受け継いでいるように思う。」
「日本の文化は非業の死に追いやられた者の怨念を鎮めることにある。」
「何か世のため人のためにしなければならないという、強迫観念にとりつかれている。」
「~三食雑炊を食っている。」
「~また突発性潔癖症の発作が起こって~」
「鬱は三日とつづかない~」
「日本は海から滅びる。」
「相手のボケみてわがボケに気づく」
「また鬱になる、と判っているなら鬱じゃない。」
「~何をどうしようが“死ぬ奴は死ぬ”。」
「人間、生きるか死ぬかの瀬戸際など体験しないに越したことはない。」
「大体、血圧が高いとクヨクヨしている奴をあまり見ない。」