新装開店

■新装開店

 おかげさまで今日は予定が無い。おまけに家人は電車で出勤するという。この暑いのに、歩きだけでもかなりある。そうして、パスであるエコマイカの購入も検討すると言う。この理由はなんとなくわかる。子供が免許を取得するというので自家用車が使えなくなることに対する備えと運動不足解消だろう。車の一台ぐらい即金で買ってあげるよといおうものなら、そんな無駄遣いはするなと返ってくるだろう。確かに、今の生活では車は無駄である。

 朝一に、行きたいところがあった。R41に新装開店したマックドである。昨晩、沢山の車が停まっていたので開店したと気づいた。見どころは、電源とWi-Fiである。前の店の場合は、電源がなかった。この店は家人の職場から一番近いのでなにかと時間調整などで重宝していた。

 一階は、注文カウンターで2階で食するようになっていた。なんと待っていなくても持ってきてくれるようだ。面白かったのは水である。自分は服薬するので、食後には水が必要である。普通は、小さい紙コップに入れてくれるのであるが、今日はMサイズのカップに並々と氷水が注がれた。参りました!

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 窓側の席に座ったが、開放感が抜群でセカンドオフィス登録可能である。電源席はUSB用とコンセントの2箇所が付いており、カウンターになっていた。また、別の部屋にも席があり、喫煙用なのかベランダなのか分からないが、兎に角いい店であった。

 その後は、セカンドオフィスに向かう。今日は土曜日で駐車場がほぼ埋まっているが2台分空いていた。久しぶりのコーヒーである。

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 帰宅後は昼食であるが、昨晩のカレーが残っていたのでそれにした。

 布団を取り込み、洗濯物を取り込み、食器を洗い、炊飯をすると迎えに時間になった。少し時間があったので、スダジイの定点観測を行った。

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■「妄想老人日記」(野坂昭如著、新潮社、2000年)を読む。(その2)

「夜木刀素振り。」

「薄情、というより人の生き死にに関心がない。」

「横になっているとカイカイの発作しきり~」

「罪を償うことが、あらたな罪を作る~」

「日本は滅びる、滅びるのも民族の知恵~」

「とりとめないながら自殺を思う。」

「“終戦”が三ヶ月先だったら、俺は死んでいた。」

「介護者のいない老人そのもの~」

「~最後の日本人であろう。無償の行為、道義を重んじる。」

「~自分の考えを生かせば再生し得ると御託宣。まったく具体性はない。」

「~肝臓癌を患い、死の苦しみに怯えた。今、死に方を思う。」

「~屁のつもりが水様便脱糞~」

「今日が何日か判らない~」

「~戦時中思えば賞味期限など知ったことか~」

「~卑下自慢ほどいやなものはないと判っているが。」

「~小説書くなら、ワードプロセッサーを使うのは止めた方がよろしいように思う。」

「~戦争を起こしたのは新聞の煽り立て記事~」

「今の四十代、生から死への転機を具体的には知らない。」

「~今の若者の堕落ぶりは徴兵制度がないからだの結論。」