テロ

■テロ

 今日も仕事である。日焼け止めで武装して臨む。

 土曜日なので若い方が多い。7時半にもう並び始めていた。販売は10時である。暑い中ご苦労なことである。

 今日も長蛇の列が出来て、満車の看板を出して、ロープを張った。

 何台かはこの処置で通り過ぎて行った。今日は順調かなと思った矢先である。立派なRV車がロープを絡ませて車道を封鎖している。もしかしたら、昨日のへへへの馬鹿ではなかろうか。そして、次いでにとすぐ後ろにも隙を伺っているアホがいる。ロープは今回の侵入によってだいぶ伸びきってしまった。

 10分も経たないうちに、また立派なRV車が侵入してきてロープを切ってしまった。流石にこれには声を上げた。運転手は高齢者ではなく、若者である。まあ、チャラオである。謝りもせずに、切っちゃったよ!と言いながら入って行った。こうなったら、暴力行為である。いわゆる、駐車場テロといえるのではないか。普通の神経ならば、ロープなどがなくても満車の看板で通り過ぎるのである。しかし、犯罪者予備軍は違う。ロープと車体を比べたら車の方が勝つと見るや、無理やり侵入してしまうのである。

 やはり、待っていた方が倒れられて、救急車がやってきた。こんな中で何時間も立っていたらやられるなあ。幸い、命に別状はなかったようで、救急車の中で手当てをされて少し休んで、自分の車で戻られた。

 軽四がロープの前に停まって動かない。車線を堰き止めているので、駈け寄ったら、高齢者のおばあさんである。駐車場に入れない旨を説明すると、それなら私はどこで待てばいいのでしょうと聞いてくる。1時間ほどその辺を回って来てというと行ってしまった。

 会社の方々には、炎天下で大変ですねと言われている。しかし、違うのである。汗ひとつかかない。その理由は、常時日陰に居るからである。なんと、会社の看板がうまいこと日陰を作ってくれる。これで、風でも吹こうものなら寒いくらいである。

 ここんところ12時少し前までやっていたが、今日は11時で上がりになった。給料は12時まで出る。事務所のエアコンの部屋で冷たい無料の飲み物で休んでいた。

 午後からは、投入工程である。昨年はここばかりやっていた。しかし、今日は入荷が多い。異常に多い。投入作業は、ベルトコンベアに商品を約60㎝間隔で置いていくのであるが、後工程のおばさま方は、品物が多いので、とにかく早く流せとうるさい。

 まるで、祭り状態である。どんなに急いでも10cm間隔が精一杯である。そうすると、何か調整でもしているの?と嫌みが飛んでくる。こっちも頭にきたものだから、2個づつ流してやった。終了が17時30分である。最初の電話では毎日15時には終わると聞いていた。まあ、それだけ給与が増えるだけである。だいたいであるが、今日までの給与で昨年一年分を越えている。10月までは勤める積りなので、どうなるのかねえ。
 帰りしな、22日に終わる予定の誘導作業を25日まで延ばせないかと相談があり、了承した。(ちゃりん!)