2021年七大ニュース

■2021年七大ニュース

 今年も、この時期が来た。丁寧に人生を生きているつもりなので、重要なニュースや体験が十個はあろうと毎年思っているが、そこまではない。そんな時は、十大と重大を掛けて重大ニュースとしていたが、十というのに意味はあるのかと開き直り、今年は七大にした。

1.高齢者になった。

 自分が社会に出た時は55歳定年であった。なにも分からないながら定年後は高齢者だと考えていた。しかし、社会人を終えるころには、65歳以上が前期高齢者というカテゴリーに変わった。その上、日本老年学会と日本老年医学会は、2017年に高齢者の定義を75歳以上にするよう提言している。

 また、厚生労働省が発表している健康寿命は、72歳になっている。もう7年かという気持ちが込み上げてくる。しかも、自分は若い時にブラック企業に勤務しており、かなり体を酷使してきたので、とても平均まではいかないだろうと考えている。そうすると、もう5年ほどかとも思ったりしている。

 早期退職後、好き放題に生きて来て振り返ると、この程度の人間だったのかと思わないことはないが、勤めてなくて本当に良かったと安堵している。

 今は、人生百年だの、昔の高齢者の7割程度の年齢だの、定年の年齢を上げろとかの風潮になっている。そのことは、年金を減らすので働き続けろ、財政健全化のために、活動して消費税を納めろといわれているようにしか伝わって来ない。

 ちょっと統計的に100歳以上が増えたからと言ってテレビで百歳以上の方が紹介されることが多くなったが、これは元気な百歳が珍しいからであろうし、昔からそういう方は沢山いたのである。医療技術が向上して長生きしているとも聞くが、本人はどこで生活しているのか。施設やベッドの上ではないのだろうか。

 自分はアンチエイジングという訳の分からない流行は追わない。どうみてもおばあさんが、年齢不相応な恰好をしたりしているのを見ると、哀れみさえも感じる。70歳の老人が60歳に見えたってそれが何だというのか、その分長生きできるのだろうか。 今後もウエルカムエイジングで臨みたい。

2.白馬岳登頂

 この山は長年の祈願であった。今の自分の体力や技術からすると、途中の白馬大池で宿泊後、登頂を目指すという考えが普通であろう。しかし、コロナ禍で定員半減と予約制のため、白馬大池では泊まることができなかった。

 雪渓ルートは落石が怖く、ケーブルは使いたくないとなると、蓮華温泉登山口になってくる。コースタイムの2倍もかかっておりお世辞にも立派な登山とは言えない結果になったが、変な自信が付いた。登山道を10時間以上歩き続けるだけの体力が残っていたとは本人もびっくりである。まあ、宿泊場所が頂上なので、途中でリタイヤができないということで選択肢がなかったことも原因かもしれない。

 今思い出して見ると、この山でしか見られない雄大な景色で精神のカタルシスがあったようだ。こういうのを登山というのだろうとも思った。今年は、百名山2座で終わってしまったが、子供たちも全員免許を取ったので長年の送り迎えの生活からは少し解放されるだろうと考えている。来年は少し積極的に登りたいものだ。

3.体重が減った。

 これまでも可能な限り無理のない、いろいろな方法を試したが、体重は一向に減らなかった。しかし、夏の仕事が終わって4kg減った。そうして、登山後も4kg減った。このことから、やはり日々は食べ過ぎか、運動強度が足りないのだろうと思う。

 その結果、1万歩歩きではなんの変化もなかったので2万歩を目指していきたい。

 現在は4kgリバウンドしている。

4.フォレストリーダーで地区長に選出された。

 入会して一番若い世代である自分が、候補者のいない選挙により地区長に選出された。県内5地区の地区長は、それぞれ県の副会長を兼務する。最初は、あまり深入りせずに付き合おうと考えていたが、責任者になるとそういってもおられない。この結果、ナチュラリスト活動は出来なくなった。ナチュラリストはあらかじめ活動日を登録しておくシステムなので、フォレストリーダー活動と重なると、代わりを探さなければならず場合によっては迷惑を掛けてしまう。

 現在、ほぼ毎日フォレスト関連の作業を行っている。今年はコロナ禍でイベントが少ないので何とかやれているが、元に戻るとどうなるか分からない。精神を病まないように活動を続けたい。こうなると、合うとか合わないとかの次元は超越してしまう。損をしてでもやらなければならないのが辛いが、まあこの歳まで生かしていただいた社会に対する恩返しと思うことでしのいでいる。

5.森林インストラクターの会報に掲載された。

 森林インストラクターの方は、なかなか活動が出来ていない。まあ、フォレストリーダーと重なる部分が多い。協会では、毎月のようにオンライン研修やら座談会をZOOMで行っている。全国の方と親交を深めるにはいいと思う。それも無料である。

 何月か忘れてしまったが、座談会が主宰され、自分が発表者に選出された。その内容が顔写真入りで会報に掲載された。

 昨年は県で合格者がいなかったが、今年は1名合格されていた。

 毎回、その高度な内容に舌を巻いているが、ついて行けるようにしたい。

6.夏に仕事をした。

 昨年からであるが、夏場の3ケ月間に賃金をもらう仕事をしている。今年は、生産数が少ないというので、声が掛かるかどうか不安であったが、幸い声が掛かった。声のかからない方が20名ほどいたようだ。

 そうして、生産数が少ないというので混雑を避ける意味で朝から駐車場整理を担当させられ、テレビにも放映された。ショックも多かったが、この分の賃金も多かった。

 来年はどうであろうか。雇う方も経験者の方がいいと思うので、勤める前提で生活設計を行っていく。

7.干支のクラフトの注文

 フォレストリーダーの行事に干支製作がある。毎年なので定番になっている。そして、この担当が自分である。来年の干支は虎であり、1年も前から試行錯誤をしながら見本を3種類作って担当に渡した。自分は仕事で参加できなかったが、上手くいったようだ。

 しかし、虎を自然の木の実で作るのは難しい。そこで、あまり口外しなかった。しかし、昨年差し上げた方と偶然に道で会い、干支の置物を2セット注文された。

 嬉しかったね。直ぐ捨てる方も多い中、毛氈を敷いた透明なケースの中に入れて1年間飾ってくれたという。部材が取れたらボンドで付け直したという。こういう方々は大事にしたいね。

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