尖山(全ルート一筆書き)

■尖山(全ルート一筆書き)

 今日はくさのさんと登山の予定であった。山は尖山であるが、コースが面白い。もともと、新村栃津ルートの東回りを行こうという機運のなかで考案された。最初に、夏椿峠登山口から登り始め、夏椿峠まで登る。その後、新村栃津ルートへ下り、西回りと東周りの分岐点まで行く。その後、東回りから登り、一般ルートとの合流を目指す。そのまま、登頂後、一般ルートで戻るというものである。尖山の全ルートを全て周るという前代未聞のコースになろうか。(ならないか?)

 登山の場合は、歩数が足りなくなるので、ピックアップまで歩くことにした。ノウゼンカズラが咲き出した。

 ナツツバキも咲き出した。もう初本番である。

 くさのさんにピックアップしていただき、登山口に到着である。なんかしばらく来ていなかったが標識が新しくなったようだ。

 少しゆかるんでいたが、体勢に影響はない。登り初めはタオルは巻いていない。

 こんな標識はあったかな?くさのさんはあったと言う。今回は寄り道はしないことで前に進む。

 最初のチェックポイントである。夏椿峠に到着である。普通はここから頂上を目指すのであるが、今日は、新村栃津ルートへ進む。といっても、気の効いた登山道などない。枝を払いながら歩けそうなところを進むのである。

 ここで、軍手と鉢巻を装備する。道なき道を木に結わえてあるリボンだけを目印に進む。

 ここが、次のチェックポイントである。新村栃津登山口から登って来た時は、西回りにいった。今来た道である。今日は、東回りへ行く。このわかりにくいという案内が不安を煽る。

 しかし、道が見当たらない。まあ、無いということである。木と木の間を歩く。幸いだったのは、樹林帯であったので常時日陰となり、木の成長は遅く、藪にはなっていないことである。

 か、どこあるいとんがよ!全然わからない。これでは、遭難である。私は中断を申し入れたが、くさのさんはGPSを持参されて確認され、方向は合っているということで気を取り直して進む。絶対に一人では来れないところだなあ。

 いや~、赤いリボンも見失い。踏み跡もない。まあ、勘で歩くしかない。

 迷ったと考えていたら、リボンが見えて安心する。

 登ったり下ったりを繰り返して尾根への道にたどり着いた。

 一般道と合流した。あと400mという標識の近くに出たのであった。

 ここから、一般道を歩く。

 直ぐに、200mの標識である。

 登頂した。なかなか面白かったね、とは遭難しなかったから思えるのであった。まさに、紙一重であった。

 頂上からの眺望は良くなかった。

 蜘蛛の巣に、水滴が溜まっている。

 いつもより、長く休んでから一般道で下山である。ササユリに出会えた。

 これは、小葉の基部がくさび形で、下の方が赤っぽかったのでアカショウマである。トリアシショウマの場合は、小葉の基部は心形になる。

 下山は川に沿って下るが、ウワバミソウが無数に生えている。

 水場に到着した。

 山に入っては山の水を飲むべし、という先人の経験に習った。

 下山である。

 車のところまでの途中に変わったキノコが生えていた。

 これは、ニコニコなのでツルアリドウシのようだ。

 ウツボグザである。

 ランチである。とんかつ専門店に入った。なかなか美味しかったね。

 途中までくさのさんに送っていただき、帰路に着く。
 帰宅後、シャワーを浴びてなご成った。