クロモジ茶

■クロモジ茶

 今日の行動を決める方程式の解は難しそうだ。まず、9時に来客がある。14時に歯医者の予約がある。これにいつもの昼食の準備などが入る。幸い、歩数管理は止めたのでまだましなほうだ。

 朝一は、昨日に出して冷やして置いたクロモジ茶の確認である。色はいいが、味は濃すぎる。あまり薄いとなんとかのション便みたいになるので、少し多めにいれはしたが、ここまで出るとは意外であった。濃ければ、薄めればいい。

 うまく行きそうなので、これから山へ行く時の楽しみが増えた。

 9時の来客まで外出することにした。確か朝5時から開いている店があったはずだと行って見ると、閉まっている。朝6時に変更になったという張り紙があった。それならと日陰で開くのを待つ。

 帰りに公園を通る。何か、いい景色に見えた。

 ヒマワリが見ごろだね。

 こっちは、いい形のバラである。

 来客が済んでからセカンドオフィスに向かう。しかし、あまり時間がないので、ポイントで注文する。実質ゼロ円である。こういう、広い店はくつろげるね。

 昼になったので、戻る。今日は蕎麦の日である。前回のおろし蕎麦の味が忘れられなくて今回もそうする。天ぷらも付けよう。

 今日も満点であった。

 少し休んで、歯医者である。歯の清掃であるが、痛いし、うがいの時に、赤い塊が出る。あんなひどいことになっているんかね。いつ行っても寿命が縮まるようだ。

 第二部である。今回もくじを引くためにケーキセットにした。果たして、くじの結果は・・・・・・。賞品5ポイントであった。まあ、5円である。そう続けてあたらないわ。

 夕方帰宅し、フォレストの準備作業を行う。

■「一期一会の人びと」(五木寛之著、中央公論社、2022年)を読む。

「鏡は鏡を映さない」

「世間の評判というものは、ほとんど人為的に作られたものなんですよ。」

「だれも、だれ一人、協力してくれなかった。」

「一人の人間を理解することは、ありえないことだと私はずっと考えてきた。」

「過去のことをおろそかにする者は、そのことの報いを受けなければならない。」

「時間つぶしのお喋りこそが最良の面授の時間だった。」

「~自立する人間同士の連帯をひそかに守ろうとする義に生きる意志を感じることがある。」

「いま必要なのは、しぶとく生き続けること」

「歳をとると昔の記憶が曖昧になって、データが失われてしまう。事実とはそういうものなのだ。」

「歳をとると人は少しずつ頭がゆるくなってくる。それが自然であるし、本当に頭がいいというのは、そういうことではあるまいか。」

「彼岸とは、あの世のことである。この世は此岸という。」

「夜は発表する当てのない小説を書きはじめていた。」

「渡った人は 帰らない」

「~かつて自分にあった未来が、どこへ行ってしまったのかと必死で探し回り、力つきんとしてなお這いずり回って生きるんだ。それが人生だ。いずれそのときが必ずくる。」

「君たちはロレンス・ダレルも知らないなんて、ずいぶんつまらん人生を送ろうとしているんだね」

「私たちが若いころは、映画がすべてのお手本だった。」

「たしかに人生というものは、どう見ても決して楽なもんじゃないんです。」

「一枚の写真が、百枚の原稿よりも大きな力を持つことがある。」

「あ、そうか。先に行ったのか」

「葬式帰りの人たちが快活なのは、自分が生きていることを実感するからだ~」