負荷

■負荷

 今日も仕事である。そろそろ、疲れが溜まってくる時期でもある。

 5時少し前に起床して、朝食を作る。今日は、オリジナルで朝用のハムとチーズのマフィンである。やはり、こっちの方が合うね。

 昼食のおにぎりも作る。今日は、はちみつ梅とコンブの佃煮にした。

 7時になったので出発する。

 職場に着いたが、玄関前に数人がたむろしている。いつも朝一に来て鍵を開けてくれる方が休みということであった。10分ほど前にもう一人の方が出勤されて無事事務所へ入ることが出来た。なんせ、タイムカードを押さないと、賃金が発生しない仕組みである。

 持ち場の駐車場へ向かったが、誰もいない。今日も何もせずに1時間ほど過ごすことになる。風がひんやりと気持ちがいい。そして、この感覚はどこかで感じたと考えて、山小屋での早朝と似ていると感じた。何もせずにただ坐る。

 今日は空いていた。人事に明日から1時間遅くしても大丈夫と進言し通った。明日から賃金が下がることになる。

 やることがないと、いままで気づかなかったモノが出てくる。まずは、首に鈍痛がある。足も、少し疲労気味である。少しダヤイ感じもする。そんな時には、歌を歌うことにしている。ステッペンウルフのワイルドで行こうや、ディープパープルのハイウエイスターやスモークオンザウォーターなどを口ずさんでいるとにわか元気になる。

 やがて、人事部長が来て、昨日昼食は食べたかと聞いて来たので、交代が来なかったから食べなかったというと、用意するから必ず食べるようにと言い残して戻っていった。

 昼時間を少し過ぎて、大学生のアルバイトが交代要員としてやってきた。何時までと言われているのかと聞いたら、30分と返ってきた。普通の人の昼休憩は90分である。

 それでも、冷房の効いた部屋でゆっくりと自分の作った弁当を食べられるのはいいね。この弁当には、自家製のガリが入っている。新ショウガを皮ごとスライスして漬けたものである。これが、残り少なくなっている。おそらく、後数回である。そして、今の自分には代わりを作っている余裕がない。健康管理上、生姜は摂り続けたい。

 もう少し検討するが、最悪は市販のガリにする可能性が高い。

 昼食後も任務にあたる。15時を過ぎたあたりから、椅子に座って何もしない。

 人事部に、15時で問題ないことを伝える。結局、明日からの自分の賃金が2時間分下がることになった。遅く出て、早く帰れれば、また出来ることも出てこよう期待している。

 身体に異変を感じならが車を運転して帰路に着く。異変の内容な猛烈な眠気である。たぶん、1秒に満たなかったと思うが居眠りしたようで、車線をはみ出ていた。対向車がいたら事故になっている可能性が高い。

 もう少し、仕事の負荷を減らそうと考えている。

■「ハイドロサルファイト・コンク」(花村萬月著、集英社、2022年)を読む。(その2)

「ちなみにトルエンはシンナーの主成分で~」

「~有機溶剤がいかに人体を溶かすのか~」

「酒。アルコールも有機溶剤なのだ。」

「死期が近づいたら、私は大麻が合法化されているカナダに移り住んで、のんびり死のうと思っている。」

「ベニテングダケ~直径十センチほどのものを三つ、オリーブ油でソテーして食い、でてきた汁もあまさず飲み干した。」

「~エナジードリンクの多飲は要注意だ。」

「すべてが小型化してしまえば、時間が早くたつということに気付く。」

「~恥をかくのが小説家の仕事~」

「治療という名目で自分の意志とは無関係に尋常でない量の薬物を点滴され~」

「~八十六キロという肥満体がこれから先の諸々の治療に差し支えがあること~」

「遠くない未来に、私は死ぬ。」

「そもそも小説なる散文が創りだすことはといえば、突き詰めてしまえば“生と死”以外になにもないのではないか。」

解離性同一性障害の方には社会的成功者が多い~」

「~解離性同一性障害の脳には、真の別人格=他人が、無数に潜んでいるのだ。」

ポルターガイストなどの心霊現象は決して作り事ではないのだ~」

「~ベッドの中でノートパソコンで執筆というスタイルがすっかり定着した。」

「私としてはドナーがいなくなって、骨髄移植よ、さようならといった心境だったが~」