ストレート

■ストレート

 今日も天気がいいようだ。昨晩の夜更かしのため、朝は遅かった。家人は既に出かけていた。今日の予定は2つあったが、体調で決めようと考えていた。

 朝食は、いつものパターンである。グミジャムはもう手離せなくなっている。

 朝が遅かったので、予定の2つが必然的に1つに決まってしまう。

 食用の銀杏を採取することにした。食べるのであるから大きな実にしたい。歩いて行けるところでの大きなイチョウの樹を思い浮かべると、護国神社前になった。

 何本か実は落ちているが大きな実を探そうと歩く。すると、相対的に大きな実があったので、綺麗なモノだけを採取する。量は少なくていい。

 銀杏を袋に入れてから総曲輪のセカンドオフィスに向かう。注文する時に驚いた。

 ストレートコーヒーが飲めるようである。価格は少しというか5割ほど高いが、順番に頼もうと、今日はキリマンジェロにした。

 ストレートコーヒーには思い出がある。20代のころ東京の世田谷に住んでいた。最寄り駅で言うと二子玉川園である。当時、高島屋ショッピングセンターが建ったばかりで、異様に盛り上がっていた。この一階の札幌ラーメン屋さんには、週3~4で通っていた。ある時、あまり良く来るので、卵スープをサービスしてもらったことを思い出した。

 このショッピングセンターの向かいに、小さなコーヒー専門店があった。アパートから数分の距離ということと、当時も今もお金が無かったので、休みの日はここで本を読むことが多かった。この店は、「本日のコーヒー」ということで、ストレートコーヒーを少し安く提供していた。自然、それを頼むようになる。自分のコーヒーの舌は、この店で作られたと考えている。

 今日の店のストレートコーヒーは、カップが大きく良かったね。これでは、来ることが楽しみになるので、これからも頻度を上げよう。まあ、楽しいのはコーヒーの味もあるが、夢と希望に満ち溢れていた20代のことを思い出すことであろうか。

 昼近くに成ったので店を出て昼食である。今日はラーメンの日である。気分で焼きそばにしようと考えていた。あんかけ焼きそばである。そうすると、そばは硬焼きになる。麺を茹でてから良く水気を切り、昔は揚げていたが、今回は少し油を多くして焼いた。文字通り焼きそばになった。

 この麺の食感がいいね。

 食後、少し昼寝をしてから、木の実を処理する。量が少ないので直ぐに終えた。その後、乾燥させる。2日ほどでいいだろうか。

 少し休んだ後、ホームセンターへ買い物に行く。その後、近くのセカンドオフィスで寛ぐ。気が付いたら日は暮れていた。

 帰宅後、家人から文句を言われる、ちょうどテイクアウトで来ており、自分に声を掛けたのに気が付かなかったということであった。まあ、ここまで集中できておればいいかも。

 今日は、ある意味充実していた一日であった。

■「本多静六」(北 泰利著、実業之日本社、2022年)を読む。(その2)

「当時、林学は経済学の一部だったからである。」

ミュンヘンはビールの本場。昼も夜もお茶を飲む感覚でビールを飲む。値段はむしろお茶より安い。」

「自然に帰れ!」

「今では、混交林のほうが木の成長も良く健康で~」

「すべての卵を同じカゴの中に入れるな」

「だが彼には極貧を耐え抜いた経験がある。そのおかげで決して心折れなかった。」

「~257ページもある本を一言一句余さず暗記しようとしたのである。」

「潔く切腹するのが男子の面目ではないか!」

「学者であっても、独立した生活ができるだけの財産を作らなければならない。そうしないと、金のために自由を奪われ、精神の独立も生活の独立もおぼつかなくなる。」

「倹約するところは倹約する。使うべき時には思い切って使う。」

「研究成果を書籍にするのは慎重にならざるを得なかった。自分の学問水準を満天下にさらすことになるからだ。」

「一言一言原稿に書き、推敲に推敲を重ねてから講演に臨むのだ。」

「良き人生は良き人生計画に始まる」

「~最近では多くの企業が副業を推奨している。」

「ネタを集めないと毎日は書けない。そのための秘密兵器が手帳であった。」

「~興味を引くものがあると行く先々で片っ端から寸法を測って手帳に書き留めた。」

「深く眠るためには十分疲れるまで働き、真に安心して横になることである。」