町中華

町中華

 昨日はあまり動き回らなかったはずであるが、全身に痛みというか疲労を感じる。そうだ、テーブルを一人で運ぶという力仕事をしたのが原因かもしれない。人間、体に一部に痛みというか不安定な部分があると途端生産性は落ちていくようだ。今日の予定は、会員の会計さんから書類を受け取ることだけであった。

 朝は、朝食を作り食べてから、昨日の森の寺子屋の後片付けである。これがしんどいね。整理して入れなければ成らないからである。ここで大汗をかく。

 前庭に、ヤブカンゾウが咲き出した。毎年咲いてくれる。ことしは、新芽は食べなかったと思い出す。

 梅の種は、こんな状態である。木の実の一部として整理しよう。

 会計さんと落ち合う場所や時間は決めてなかったが、やはり外の方がいいだろうとセカンドオフィスへ向かいLINEで連絡する。連絡を待っていたら、会計さんからではなく、知人のTさんからランチのお誘いの連絡が入る。途中まで迎えにきていただき、ランチ会場へ向かう。自分の毎食は、塩分を控えめに作っているので、たまには濃い味が懐かしく、町中華をリクエストした。知人のTさんは軽快に車を走らせる。

 到着して注文する。ここの名物は、五目うま煮あんかけラーメンという情報を得ており、それにした。

 待っている間、不思議な気持ちになった。調理している音がしないのである。そうして、手品のようにテーブルの上に置かれた。目的としていたラーメンである。野菜は五目以上入っているようだ。熱いね。

 ほとんど食べ終わったら、店の方から「コーヒーは飲んで行くね!」と言われた。コーヒーが日替わりには付いていると書いてあったが、ラーメンにその記述はなさそうだ。しかし、普通は、飲みますか?であろう。まあ、流れで、アイスコーヒーを注文した。

 会計の段になって、ラーメン代金だけで済んだ。普通はこの倍の値段が多いので申し訳ない気持ちもわいてきた。これが。、町中華の実力ということだろう。

 昼食後は決まって散策である。公園に到着して歩く。途中、キスゲのような黄色いゆりの花を撮影している知人のTさんを撮る。

 帰りもセカンドオフィスで精算である。ちょうど、店の駐車場に到着した時に、会員から連絡が入り、ここまで来ていただいた。無事、書類も受け取り、後はこれを処理しなければならない。

■「無年金者ちとせの告白」(西尾 潤著、光文社、2022年)を読む。

「つくづく田舎の道は歩く人のことを考えていない~」

「本人の希望があり、勤務態度に問題なければ、年齢は問わず。定年なし」

「年配組のほとんどがどっかしら悪いのだから。」

「自分の無計画さが招いた人生の結果だ。」

「楽しみといえば、本を読むことと歌うこと。」

「反抗するのも面倒くさい。」

「呟くことは確認やもの忘れ防止にもなるのでよいというが~」

車上生活者には、生活困窮者が多い。」

「そもそもフードロスが社会問題になっているというなら、どうして食べることに困っている者の元へ食べ物はやって来ないのだ。」

「あの頃は、何の疑いもなく、その笑顔がずっと続くものだと思っていたーーーー。」

「――生きるとは、別れだな。」

「生まれてこられなかった命もある。」

「――楽しまずしてなんの人生ぞや。」