■猪臥山(いぶしやま)(登山道切断)
もう7月に入り盛夏の季節になった。もう低山には登れないだろう。くさのさんと山を選定していたときに、自分の脳裏に浮かんだのは、もう何年前だろうか、いのしし年の時の干支登山で真冬に猪臥山挑戦し、途中リタイヤしたことであった。
いつも喉の奥に引っかかっているような感じで、早く登ってしまいたいという気持ちがわいていた。ちなみに、そういう山はたくさんある。すべてリタイヤした山々である。
今回は事前に登山地図を印刷し、ルートも決めて準備万端で臨んだのであった。
7時前にくさのさんにピックアップしていただき、猪臥山登山道へ向かう。一度冬に来ているのでなじみの風景も見られた。
駐車場らしい場所に駐車したが、どうも違うようだ。登山口付近の駐車場には標識が立っていると資料にはある。車を移動させようとしたとき、くさのさんが、標識を発見された。なんか、草ぼうぼうで分からないね。
登山道の案内標識も撮っておく。気温は24℃ぐらいでいい風が吹いてくれて、最高の登山日和であった。しかしながら、自分の体調は過去2番目ぐらいの悪さであった。
標識横の登山道から歩き始める。思ったより急ではないか。ここで、息切れである。まだ、数分の歩きであった。片道3時間は大丈夫かね。
ここを抜けると、作られてあまり時間がたってないような林道にぶち当たる。登山道は切断された形になる。さて、林道を進めば、どこかで登山道へ向かう道があるのが多いので、今回もそうではないかと確信し、林道沿いに進む。
途中上の方に標識が見えた。しかし、そこへ行く道は無い。もう少しかな?
林道脇には、切り立てと言わんばかりの樹木が倒されている。
1時間ほど歩き、林道が下りに向かっている時点で、なんかおかしいと判断し、戻ることにした。標識などまったくなく、平坦な林道が続いている。最後の場所で集合写真である。
この山は、飛越源流と言われ、森林ボランティア活動で何回も来ているが、自分は登山は初めてである。水が多い山である。昨晩の雨の影響もあると思うが、法面から勢いよく水が噴き出している。
くさのさんが見つけた看板らしき場所まで戻って来た。そこまで行く道はないし、正直崖である。くさのさんは、様子を見てくると藪漕ぎで登り始める。
登山道があったという知らせで、自分も崖を登る。これはきついね。
登山道である。自分に中では、ここから下山すれば登り口が分かるはずだと考えて戻る選択をしていたが、まだ時間もあるのでくさのさんは、30分だけ登ってくると言って、車のキーを渡してくれた。
登っているくさのさんである。
下からくさのさんが見た看板はこれである。
くさのさんは、4km地点で引き返したとのこと。
自分は、登山道を道なりに下山していく。もうそろそろかなと足を進めると、なんと登山道が切断されている。下は、先ほど歩いてきた林道である。2mほどもあるので飛び降りることはできない。正直、やられたと思ったね。簡単でもいいので、はしごと標識ぐらいは付けておいて欲しかった。
ここで引き返す。
途中、踏み跡があり、とても登山道とはいえないが歩けるので不安に思いながら歩く。滑りそうになること数回。かろうじて道らしいのがわかる程度である。
しかし、この道で正解だったようだ。どこへ出たかの登山口の写真である。この切り株のテープが目印らしい。
普通なら分かったかもしれない。そこで、検証である。自分が林道と交わった地点はここである。さあ、ここから切り株は見えるか? まったく見えない。この道なら、知らない人は100%林道沿いに行くのでは無いか?ここにも、簡単でもいいので、標識が欲しかったね。
オカトラノオがたくさん咲いていた。
こっちは、ムラサキツメクサのようである。
タラノキも大きくなった。
体は暑いので炭酸を要求している。道の駅に寄った。
コーラが180円とは参りました。
予定通りの登山をしていた場合は、時間的に間に合わなかった店のランチである。実は2回目である。前回は、天蓋山の帰りであった。どれも、きちんと調理されていて満足なランチであったあ。自分ではどれも作れないね。
まあ、熟練者からすればきちんと登山ルートを調べてからと言われようが、2mの崖は登れない。臨時の道らしいところは、登山地図には載ってないだろうね。
この山は、相性が悪いのかもしれない、これで2回リタイヤになった。