■走馬灯2
ぜんちの人生は幸せでした。
■「滅私」(羽田圭介著、新潮社、2021年)を読む。(その2)
「~貧乏を誤魔化す悟りもどきの態度をとる多くの“物を持たないで幸せに生きる人”たちのことを、どこか見下しているような言動を、時折した。」
「必要な物を吟味してうゆくと、自分の命をつなぐための物は必要だという基準にたどりつくからだ。」
「未来の自分を投影させる物は、思い出の品より捨てづらい。」
「厄介ごとへの耐性が、昔よりなくなっているわけだ。」
「味わいとは無縁でただ劣化しただけの古い品々に囲まれながら~」
「~最近、お金にこだわるのは価値観古いのかなと思えてきて。」
「有権者たちの多くが、確実に世の中を良くするための政策や公約を本当に遂行しそうな候補者が誰であるか検証したり、思考することを捨ててしまった。」
「なんなんですかね、奪われ続ける人生って。」
「権力者による、壮大な無駄そのものだよ。」
「自分たちの食べる食料を自分たちで作れると、都会であくせくする必要もなくなります。」
「自分は無駄が嫌いなくせに、他人には無駄をのみこませたいという、利己的で傲慢な人間だった。」