走馬灯9

■走馬灯9

 ぜんちの人生は幸せでした。

■「バッテリー」(あさの あつこ著、角川文庫、2006年)を読む。

「誰に対しても自分の内にあるものを言葉にして語りたいとは思わない。」

「自分の身体のことなのよ。無理しても病院に行かなくちゃあ」

「すごい、九年も死んでるなんてすごい」

「体重の増減ではなく、筋肉のどこかがだれるのだ。」

「生きて、そこにいてくれるだけでいい。」

「わけのわからないまま他人の言う通りに動くのは、嫌だった。」

「今まで、ばらばらで自分に関係なかったことが絡まってくる。」

「咳ぐらい、びくびくしないですればいいのにと思う。」