走馬灯10

■走馬灯10

 ぜんちの人生は幸せでした。

■「峠うどん物語 上」(重松 清著、講談社文庫、2011年)を読む。(その1)

「黙々と、黙々と、とにかく黙々と・・・・・・」

「さんりんぼう~三隣亡~三隣宝~」

「大切なことは一言では言えないから大切なんだよ」

「血圧を下げるにはお酢ががいいっていうから」

「血圧だったらお蕎麦がいいよね、ルチンっていうんだっけ。」

「うまく悲しめないから、陽気にはしゃぐしかないのかもしれない。」

「~塩分もだいじなの、元気出すときはね。」

「~みんなでがんばった陽気なお芝居は幕を下ろしていたのだ。」

「昔は写真を撮ってもらうのは贅沢なことだった。」

「写真に、涙がひとつぶ落ちた。」

「週末というのは、行楽だけでなくお葬式にもうってつけなのだ。」

「要するに、ひとの死に対してニブくなってしまう。ヒトの命をナメてしまう。」

「だって、人間、誰だっていつかは死ぬんだから、しょうがないじゃない!」

「このままだと、この子はひとが死ぬことに痛みを感じないおとなになってしまうーー。」

「自分のことは、自分にしかわからん」

「おじいちゃんが背中を向けてしゃべることは、たいがい、正しい。」

「でもさ、人間絶対に死ぬわけなんだから~」

「タイヤク~大役~大厄~」