■走馬灯27
ぜんちの人生は幸せでした。
■「愚の力」(大谷光真著、文藝春秋、2009年)を読む。(その1)
「~“人間中心の考え方”がもたらした様々な問題や行き詰まりに直面しているのです。」
「心を滅ぼさないと物は栄えない」
「“長く生きられればよい”、それで人間は幸せなのでしょうか。」
「~便利になればなるほど、豊かになればなるほど、長生きすればするほど、私たちの不安は取り除かれるどころか、増大していることに気づきます。」
「もはや、科学技術や物質的豊かさによっては問題が解決しない~」
「残念なことに戦後の日本人は成長にしか価値観を見いだせませんでした。」
「欲少なく足ることを知る」
「これでは結局、個性まで競争の材料になってしまいます。」
「一人で歩かせ転ぶ体験をさせた方がよいのです。」
「今や父親自身が明日をも知れない時代の中で不安を感じながら生きているのですから、家父長になどなれないでしょう。」
「まず豊かさのみを追い求める生活の根本を考え直す必要があります。」
「代謝によって皮膚をはじめとした細胞は次々に新しくなり、数年で細胞は全て入れ替わるといわれています。」
「他者は利用すべき対象でしかない。」
「~自分たちの都合の良いように世界を管理しようとしている~」
「管理という言葉には、人間の都合が紛れ込んでいるからです。」
「種子まで経済に組み込まれてしまいました。」
「年末だけの仏教徒~」
「煩悩をひとことで言えば、有限性にかかわる問題です。」