■走馬灯46
ぜんちの人生は幸せでした。
■「定年ゴジラ」(重松 清著、講談社文庫、2001年)を持つ。(その1)
「ふだんからなにかと父親を疎んじる娘の~」
「~一人ずつ、切れ目なく、“老人”になっていくのだ。」
「一日二十四時間がこんなにも長いものだとは知らなかった。」
「やはりネクタイは防寒具でもあるのだ。」
「六十五歳。長生きとは呼べない。けれど、もう、じゅうぶんに生きたのだと思う。」
「~幸せとは胸を張って語るのではなく苦笑いとともに唇からこぼれ落ちるものだと~」
「威張れば威張るほど、父親の権威ではなく子供じみた横柄さがきわだってしまう。」
「~散歩を休む気にはなれないのだ。」
「気になったらやる。」
「義理にも人情にも弱い、要するに、損な性分なのである。」
「聞く奴がいるから、しゃべる奴が出てくるんだ」
「黙っていることが、答えだった。」
「長くないぞ、お父さん」