■走馬灯22
ぜんちの人生は幸せでした。
■「人生案内」(五木寛之著、角川文庫、2000年)を読む。(その2)
「笑うということは非常に大事なことであり、ユーモアというものが人間の大事な知的活動であるということは、昔から言われつづけてきたとおりです。」
「~泣くことを知っている人間だけが本当に笑う。」
「安易なプラス思考というのはたんなる楽観主義にすぎない~」
「ユーモアの源泉は哀愁である」
「~本当に心の底からうれしい、そういうふうに思った人々の細胞が活発に活動を始めて自然治癒力が高まっていく~」
「本当に悲しむときに悲しめないことこそ、むしろそれは不健康なのではないか~」
「~世の中や人生というのはそんなに美しいものでもなければ絵に描いたような幸福なものでもないのです。」
「人間は覚悟した瞬間に、逆に良い脳内ホルモンが出るのだと思う。」
「人間というのは、自分の置かれた立場というものが普通だ、というふうに思いがちなんだね。」
「恒産無ければ恒心無し~一定の安定した経済的基盤を持っている人間だけが安定した心を得てる~」
「つまり強いやつはますます強くなり、弱い人間はますます痛い目にあう~」
「市場原理の世界とはどんな世界か。有能なモノ、大事なものは残るけれど、そうでないものは捨てられるという世界です。」
「~人の命を損ねる~自分の命そのものの重さ~感覚として希薄になっている~」
「~今の大人たちの社会そのものが、じつは人を殺すということが平然と行われている社会だから~」
「かならずしも医学の進歩によって人類が幸福になったというふうには考えられない。」