■走馬灯75
ぜんちの人生は幸せでした。
■「遠い過去 近い過去」(渡辺淳一著、角川書店、1995年)を読む。(その2)
「男なら、“はにかみ”をもって欲しい。」
「美しく見える人達は、みななにかに熱中している人達である。なににも熱中せず、ただぼんやり月日を過ごしている人は確実に老い、美しさを失っていく。」
「とにかく、いまは万事、形ばかり優先して、実体のない時代である。」
「~四季があるから感傷がが深まり、それだけ心の表現も多彩になる。」
「~クーラーのない東南アジアで、前向きの生き方を考えろ、ということ自体、かなり無茶である。」
「かつてわたしが北国で、雪を悪魔と感じたように、南の国では、緑を悪魔と感じることがある。」
「どこにも自然のあるかぎり、誕生と死は繰り返されている。」
「~現在、金にならないところに才能は集まらない。」
「~家族の中心としての、父の時代は去った~」
「だがやがて夫は肺炎で死亡し~」
「どんなときにあっても、学び、努力することを怠らない。」
「早熟な天才も二十歳を超えたら鋭さを失う。」
「“秋”~白一色の長い冬の前の、死の予兆を秘めた寂しさである。」
「~山も変わることをたしかに感じるほど、生きてきたという事実~」
「~世の中には知識にあふれた人は沢山いるが、真の意味で、体に沁みた知恵を持っている人はそう多くはいない。」