走馬灯84

■走馬灯84

 ぜんちの人生は幸せでした。

■「90歳を生きること」(童門冬二著、東洋経済新報社、2018年)を読む。

「~加齢は人並みにおこなっていますが、孔子の規定する10歳ごとの指標は、ひとつも達成しないということなのです。」

「人間の倫理は、天の理に背くこともある」

「恕というのは“相手の身になってものを考える優しさや思いやりのこと”」

「しかし複雑な世だからこそ誰からも学べる。」

「~“優越感”は実に厄介な代物だ。」

「人の一生は重き荷を負いて遠き道を行くがごとし。必ず急ぐべからず」

「たまには病気になるものだとしみじみ思った。」

「死ぬまで継続することを義務づけられている。」

「現状をそのまま受け入れよう~」

「運命は従う者を潮に乗せ、拒む者を曳いていく」

「講演は人前で恥をかく行為であり、恥をかくまいと努力が血流をよくする」

「次々と失うものの増える日々だが、“新しく得るもの”がまったくないわけではない。」

「加齢のために湿り気がなくなってしまった。」

「人生、起床転々」

「そして木々に“俺の気持ちをわかってくれるのは、おまえたちだけだ」

「人間はやる気さえ起こせばどんなことでもできるのだ」

「生者が記憶するかぎり、死者は死んではいいない。生きている」

「森は墓場だ」

「いまの世の中で“無事大過なく”過ごせたななんて人間は、振り返ってみて、結局“何もしなかった”ということだ。」

「ただ“いつ死ぬかわからない”という思いが若いころからあり~」