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■柿

 隣の実家に柿の木が2本ある。おそらく、父親が植えたと思っている。自分が物心付いた時分から、あった。

 この柿の木は、規則的に豊作と不作を繰り返す。今年は、豊作の年であった。

 毎年木に直接登りもいでいたが、身体の体力と自由度が乏しくなったので、高枝切りバサミを新調した。

 家人も好物であるが、何十個も食べることも出来ない。

 保存方法を模索する。

 生食の他に、干し柿、柿ジャムである。

 大量の干し柿が出来た。これは、パンに入れる。

 ジャムは、種を除いた柿の実をフードプロセッサーで細かくして、冷凍する。冷凍袋で3袋分出来た。半年は、ありそうだ。

 毎朝のトーストのお供になっている。

 ジャム以外になんかないか探してもいる。天ぷらもいいようだが、何回も出来ないだろう。

■「純喫茶パオーン」(椰月美智子著、角川春樹事務所、2020年)を読む。

「パオーンっちゅうのは、像の鳴き声や」

「なによりも、この世でいちばん怖いのは人間だからね」

「料理っちゅーもんは、すべてさじ加減じゃ」