豆乳問題

■豆乳問題

 今日はありがたいことに予定がないので、ゆっくりしようと考えながら起きた。いい目覚めである。質の高い睡眠が得られているということであろう。と、同時に昨晩の植物の番組を見忘れたことを思い出す。まあ、見逃し配信かなあ。

 朝食のため、階下に行くと、珍しく家人の機嫌が悪い。理由は、自分が買って来た豆乳が凝固しているという。そのため、ジュースにならないということであった。そして、箱買いを責めるのであった。しかし、100円少しの品物をそれだけ買うということも勇気が要るね。

 買い物指令も発出されたので、車で送迎した後、スーパーへ向かう。9時始まりなので開店と同時に入店する。予定していたのは全て購入できた。もちもちぎょうざが最後の一袋で運が良かった。トマトの缶詰も90円代なら買わないね。

 冷凍食品もあったので、急ぎ帰宅し冷凍庫に入れる。そのとき、総曲輪の地場もんでの用事も思い出し、車で行けないので歩いて行く。聞いた銘柄とは違っていたが、ニアリーイコールだろうと3個購入する。その後、セカンドオフィスに入り、くつろぐ。

 さて、昼はどうしようかと考える。豆乳問題が勃発したので、スマホで調べると凝固しているのは品質劣化と書いてあった。それなら、豆腐でも作ろうかと考えたが、ニガリも必要だし、専用の容器もいるなあと、思い悩み、湯葉に決めて、帰宅する。

 まずは、湯葉作りである。フライパンに入れて加熱するだけであるが、取り出すのが難しい。箸でやると丸まってしまう。かと言って、箸全体で挟もうとするとフライパンなので浅くて出来ない。

 問題は、何処まで取れるかであったが、最後に近い所まで取れたのは良かった。皿一杯になった。

 今日は、ラーメンの日である。マーボラーメンにする。水餃子も付け、湯葉も付けた。出来立ての湯葉はなめらかで美味といっていいと思う。醤油だけ垂らしたが、出汁でもいいように感じた。

 量的にちょうどであった。やはり麺を少なくしたのが良かったかもしれない。

 昼食後は、FM放送を聞きながら半眠りである。いつもは、放送が終わったらフォレストの準備作業であるが、今日は見逃し配信を視聴する。見て良かったね。

 洗濯物を取り入れて家人を迎えに行く前に一服しようと玄関に出たら。高級車が来て家の前にとまった。「ぜんちゃん」と呼びながら見知らぬ男が出てくるではないか。どちらさまですかと聞いたら、幼馴染であった。中学生まで家の前に住んでいた同級生である。変わったねとは、お互い様である。昔住んでいたところがどうなっているか見に来たという。家業を継いでおり社長職であろうが、来年引退するとのこと。高校は中部の方であったと記憶している。町内の秀才君であった。自分はその対極の位置にあった。

 最近、小学校、中学校の同級生と近づくことが多くなっている気がしている。自分の流儀は、60歳を越えたら付き合いの範囲を狭めるべしと考えており、同窓会の案内が届いても行かないだろうね。

 豆乳問題は、湯葉で処理することで自分の中では解決した。

■「名探偵の生まれる夜」(青柳碧人著、角川書店、2022年)を読む。

点字~一文字につき六個の凸凹のあるなしで何と書いてあるかを表すのさ。」

「相反する依頼者があった場合、先に受けた依頼を優先するのが事務所の信条である。」

「才能ある人ほどすぐに世を去ってしまう。」

「明治時代、日本はスリの天国だった。」

「~蔵書を片っ端から暗記・書写し“歩く百科事典”と呼ばれるほどになった。」

「あなたなんてもう、過去の人間ですよ。」