捨てゼリフ

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■捨てゼリフ
 先日修理してもらったボイラーがまた故障した。確か、数年前に今までのが故障し、基盤の問題なので、ということで新しく取り替えさせられた。
 30万円〜40万円だったと記憶している。
 そうして、これも故障したので、修理してもらったら、□3cmのセンサーに水が当たり故障ということで、約8万円を請求された。
 しかし、また故障した。
 メーカーの担当者は、基盤の問題の可能性があるので、次故障したら診断しますと、捨てゼリフを吐いて帰った。
 この後の展開は、目に見えるようだ。デキ診断で、基盤がやられているとし、全部取り替えなければならないと迫るのであろう。

■「現代誘惑論」(遠藤周作著、河出書房新社、2023年)を読む。

「全くみすぼらしいもんだなあ、あんたの人生は」

「安定は情熱を殺し、不安は情熱をかきたてる」

「〜途端に家族たちはピタリと笑い声をやめ、座が白ける。」

「ながい間、病気をしていたせいで、すっかり浦島太郎になってしまった。」

「〜世の中には自分の責任じゃなくて不幸を背負っている多くの人がいる。」

「人生は、不幸なものである。」

「ただ、物事の末端にこだわらない、人のことを羨ましがらずにマイペースで生活をするなどは、信仰を持つ人に共通の強みであろう。」

「人間には最後の旅ってあるんです」

「ああ、あの方も、去ってしまわれた」

「私は、今年はまだ死なないなと思ったのである。」