■ランチ240404
朝食後、朝風呂に入って、コタツでうつらうつらしていると、知人のTさんからランチと喫茶のお誘いが入る。
まだ9時前である。だが、早い連絡はありがたい。ダラダラした生活に張りが生まれる。
自宅まで迎えに来て頂いた。
今日のランチ場所は、髙岡市とのことで、出足が早い理由が分かった。
知人のTさんとのランチでは、混雑を避ける目的で12時前に入店する。
しかし、駐車場は、ほぼ満車で辛うじて停めることが出来た。
この店は曜日毎の日替わりランチがあるので逆らわずに頼む。
座って間もなく到着する。早い理由は、重箱にセットされているためであった。
肉、野菜とバランスがいい。これで630円は、有り難かった。
中でも一番驚いたのは、煮物が温かかったことである。
量もちょうど良かった。
さて、食後はコーヒーが定番である。いつもは、コーヒーショップやファーストフードが多いが、知人のTさんは、あらかじめ見つけてあった。
国道を曲がり工業団地のようなところを走る。
心の中では、こんなところにあるのかね、と半信半疑である。
ここ、という知人のTさんの案内に従って店を見ると、見るからに高級レストランである。コーヒーは、500円を覚悟した。
駐車場に停めて、途中足湯の場所を通って入る。
何か、環水公園のスタバを彷彿とさせる。
メニューを見て更に驚いた。コーヒーが130円とは、どいがよ。その他のフードも昭和の時代の価格である。
ケーキセットを頼んだがワンコインであった。
室内からの庭の眺めも良かったね。
世間話で大いに笑い合い、束の間の和んだひとときであった。
知人のTさんは、ご家族でも来たいと話されていた。
今日も楽しい一日になった。
ブロッコリーに花が咲いた。
■「入り江の幻影」(辺見 庸著、毎日新聞出版、2023年)を読む。
「何も期待するな。些かも楽観するな。」
「~現代日本社会にあっても、一般に“正直者”は損をする。」
「暗部はしばしば見て見ぬ振りをされる。」
「~いわば内面の結節点とした自分は、尿漏れパッドをつけた“ご高齢者さま”なんかといっしょにされたくないのだ。」
「~チキショウめ、老いるとは“屈辱”なのか。」
「即ち、“運命”には逆らっても逆らわなくても、どのみち流されてしまうこと。」
「~明日を憂えず、未来を語らず、ひたぶるに目先の“いま”のみに生きること。」
「貯金をせず、借金もしないこと。」
「いま、人がおかしくなっている。」
「失念と忘却は自然の流れなのであり、ことさらに嘆き悲しむことでもないと強がっている。」
「樹には心がある。」
「人間のすべての知識のなかでもっとも有用でありながらもっとも進んでいないものは、人間に関する知識である」
「戦争の足音が聞こえる。たぶん幻聴ではない。」
「~“力による現状変更”実行の先輩は日本であった。」
「戦争のない世界というのがかつてあっただろうか?」
「~歩行とは、独居生活継続のための“あがき”にも似た抵抗である。」
「世界が、事もなげに崩れてゆく・・・・」
「記憶の薄れより、当面の転倒が怖い。」
「どうやら詰んだな」
「~希望はない。あるいは、ほとんどない。」
「老人のように見えてしまえば、実年齢がいくら若くたって老人なのだ。」
「まっとうに生きるのに、必死なんだよ。」