一度は見たい場所

読書して
 「死ぬまでにいちどは行きたい六十六か所」(谷川彰英著、洋泉社、2005年)を読む。
 百名山的な書き方で読みやすかった。この本に大いに刺激を受けたので
「挑戦しています」の日本一周計画に盛り込んだ。先輩がいいといっているので
いいのだろうという気持である。
 いくつかピックアップして掲載することにする。
○化野念仏時(あだしのねんぶつじ)
  「俗世間 つもりちがい 十ケ条」より
  『高いつもりで 低いのは 教養
   低いつもりで 高いのが 気位
   深いつもりで 浅いのは 知識
   浅いつもりで 深いのが 欲
   厚いつもりで 薄いのは 人情
   薄いつもりで 厚いのが 面の皮
   強いつもりで 弱いのは 根性
   弱いつもりで 強いのが 我
   多いつもりで 少ないのは 分別
   少ないつもりで 多いのが 無駄』

富良野
  「富良野塾起草文」より
  『あなたは文明に麻痺していませんか。
   車と足はどっちが大事ですか。
   石油と水はどっちが大事ですか。
   知識と知恵はどっちが大事ですか。
   理屈と行動はどっちが大事ですか。
   批判と創造はどっちが大事ですか。
   あなたは感動を忘れていませんか。
   あなたは結局何のかのと言いながら、わが世の春を謳歌していませんか。』

 最後のあとがきでしびれた、著者はこの本を出版するあたって旅費、宿泊費
食費を全て自費で行ったということである。
 「〜歩くのが大変だと考えられるところから攻めていただきたい。体力、
 とりわけ脚力こそが命です。」と結んでおられた。
 感動!