■読書して
「死ぬまでにいちどは行きたい六十六か所」(谷川彰英著、洋泉社、2005年)を読む。
百名山的な書き方で読みやすかった。この本に大いに刺激を受けたので
「挑戦しています」の日本一周計画に盛り込んだ。先輩がいいといっているので
いいのだろうという気持である。
いくつかピックアップして掲載することにする。
○化野念仏時(あだしのねんぶつじ)
「俗世間 つもりちがい 十ケ条」より
『高いつもりで 低いのは 教養
低いつもりで 高いのが 気位
深いつもりで 浅いのは 知識
浅いつもりで 深いのが 欲
厚いつもりで 薄いのは 人情
薄いつもりで 厚いのが 面の皮
強いつもりで 弱いのは 根性
弱いつもりで 強いのが 我
多いつもりで 少ないのは 分別
少ないつもりで 多いのが 無駄』
○富良野
「富良野塾起草文」より
『あなたは文明に麻痺していませんか。
車と足はどっちが大事ですか。
石油と水はどっちが大事ですか。
知識と知恵はどっちが大事ですか。
理屈と行動はどっちが大事ですか。
批判と創造はどっちが大事ですか。
あなたは感動を忘れていませんか。
あなたは結局何のかのと言いながら、わが世の春を謳歌していませんか。』
最後のあとがきでしびれた、著者はこの本を出版するあたって旅費、宿泊費
食費を全て自費で行ったということである。
「〜歩くのが大変だと考えられるところから攻めていただきたい。体力、
とりわけ脚力こそが命です。」と結んでおられた。
感動!