南風

■南風

 今日の予定は送迎だけである。朝食を食べてから車で出る。ホテルまででそこから先は歩きである。外へ出たが思ったより寒い。そこで、手袋も用意した。

 朝はマックドである。時間が来たので、車の所まで歩いていると、真後ろから大きなクラクションが鳴った。ナニもたもたしとるんだ!という意味である。歩きは車より遅いのではなかろうか。振り返ると、若いあんちゃんであった。驚くと同時に腹も立ったが、何とか抑えた。朝から猛烈に不愉快になった。

 ここ最近は歩けてないので、今日は歩こうと決めていた。幸い、雨は降らないようだ。駅から南富山経由で自宅まで歩いた。ここで昼である。

 昼は、ローテーションに従うと、トマトラーメンになる。少し変化を付けて、みそを少し入れて見た。目玉焼きも付けた。

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 酸っぱいね。こんなもんかなとも思うが、ひょっとしたら店のは塩でごまかしてあるのかも知れない。自分は入れていない。

 昼食後は、昼寝である。そうして、食器を洗い、洗濯物を干してからセカンドオフィスに向かう。風が強い。雨が降ってないだけいいが、どっちの方角からかと感じていると、南風である。まあ、あちこちぶつかりながらなので、気象上の南風ではないだろうが、驚いたね。自分の中では、南風は暖かい風という印象であった。山でもかぶらないフードもかぶって完全防備で歩く。

 いつもは朝に行っている店であるが、今日は午後から入った。当然ながら顔見知りはいない。それにしても混んでいる。何人か満席で座れずにテイクアウトに変えたようだ。

 市内にも門松が飾り始めた。ちょっと勉強しようかと見ると、違和感がある。

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 右の竹が上下さかさまのそぎ(斜め切り)になっている。分からずに切ったのか、何か深い訳があるのかともうしばらく歩いて行くと、大きな門松があり、同じく右一本がさかさまのそぎになっていた。これは、深い訳の方だと思ったが自分の知識は及ばない。調べて見ようかね。

 大分歩いたつもりであるが、ぜんちの壁は厚いなあ。

■「ごきげんな散歩道」(森沢明夫著、春陽堂書店、2021年)を読む。(その1)

「歩けるって、めちゃくちゃ幸せなことだったんだーーーー。」

「人生に失敗がないと 人生に失敗する」

「人生にあるのは、成功と失敗ではなく、成功と学び」

「いま、あなたが見た人、想った人、そのすべての人たちと、いつか必ず別れることになっています。」

「“死”を意識しているからこそ、限られた“生”の美しさをしっかり味わえているわけです。」

「~オシロイバナ~種子は雄しべとつながっているので、スルスルと糸状の雄しべが引き出されます。」

「~椿笛~直径五ミリくらいの穴が空いたら、削る作業が終了。今度は、その穴に細くて丈夫な木の枝などを突っ込んで、中の椿油をすべて掻き出します。」

「秋のいい風に吹かれながら、公園のベンチで日がな一日のんびり小説を読むという行為は~大いなる悦楽のひとつ~」

「人生なんて本当にあっという間ですから~」

「~どんな小さな仕事でも、どんなにくだらない仕事でも、どんなに苦手な分野の仕事でも、いったん引き受けた以上は一ミリだって手を抜かないこと」

「~公園のベンチというところは、つくづく他界した作家の本を読むのに向いているようです。」

「~台風の名称って“台風委員会”に加盟している十四カ国が、あらかじめ140個もの名前を提出して、それを“リスト”にしている~」

「~赤トンボがあまりにも少なくなった~」

「~ムラサキシキブ~果実酒にするとハーブのような香りのあるお酒になる~」

「魚がじゃんじゃん釣れているときの釣り人は、世界でいちばん心優しい生き物なので~」

「~“ロゼット”というのは、地面にべったりと葉っぱをくっつけた状態のことです。」

「~水仙って、じつは毒草なのです。」

「~“三毛猫”っていって、全部がメスなんだよ。」

「~新たな“止まり木”~」