こだわり

■「ストレスに負けない生活」(熊野宏昭著、ちくま新書、2008年)を読む。
 本書の内容のいくつかの内容は、既に実行しているか、知識として知っている内容であった。内容は自分には難解で専門書といってもいいのではないか。知っているページはどうしても斜め読みになってしまう。中身が濃い本であった。

■こだわり
 昨日7日に『せん』さんから、コメントをいただいた。この中に、私のことを
登山家と読書家と比喩されているのがあったので、私の考えを述べさせてもらうことにした。
 もちろん、誰がどのような喩を引こうとそれは十分尊重されなければならないと考えている。
 まず、登山家について。私の尊敬している学者の一人に梅棹氏がいた。昨年お亡くなりになられたようだ。この人は、論文や学術書に頼らず自分の足で山々を歩かれて研究された。失明されても随行者と登山された姿は胸に響くものがあった。その梅棹氏の受け売りであるが、山に入る人は4種に大別されるとのこと。
それぞれ、登山家、登山者、登山客、観光客とのこと。自分の意識として、今のような山歩きは登山客のレベルだと考えている。50名山ほど踏破したら登山者と言われてもこだわりは無くなり、300名山踏破で登山家と言われてもわだかまりがないように思っている。
 次に、読書家について。本は多く読めばいい物ではないが、ある程度の数は必要であろうと推測している。自分の水準では、暇つぶしの範疇を超えておらず、世の中の読書家の方々が知れば失笑されるに違いない。まあ、月に3万ページ程度で読書家と言われてもわだかまりが無くなると思う。こういう人は、世の中にかなり多く存在するようだ。