■「人は死ぬから幸福になれる」(島田裕巳著、青志社、2012年)を読む。
 さらっとまとめあげている点がいいと思う。脅迫している訳でもなく、漫然と接している訳でもなく、淡々と書ききっている。文中、『うたた寝』で死の準備とあり、自分も知らない内にうたた寝することが多いので、そうだったのかと納得した。
 種田山頭火などを引いて野垂れ死に理想を求めているような感じだ。確かに一理ある。孤立死や無縁死もいいのではないかと思った。

■雨
 朝の天気予報では、15時ごろ1時間だけ雨が降る予想なので、傘は持って出なかった。ところが、昼過ぎから降った雨は18時でも止まない。もうすこし、あとすこし、と待っていたら19時ごろには止んだ。今だ!と即効で帰路に着いた。
 雨のおかげで涼しい一日であった。風が吹くと肌寒いくらいである。こんな日は熱い風呂につかって早めに寝るに限る。