生活保護バッシング

生活保護バッシング
 私が顔も知らない芸能人が自分の収入が5,000万円もあるにもかかわらず実の母親が生活保護を受けていた件を発端に、年金より多いのは許せないとか、働いている非正規労働者の年収より多いのはおかしいとか、行政の問題ではないかなどいろんな人が発言している。
 ついこの間、餓死者が続いた時には、ベーシックインカムの議論が再燃したばかりなのにと思わざるを得ない。
 こっちでわ〜となればわ〜となる。あっちでわ〜となればわ〜となる。その場限りの話題作りにはうんざりである。
 今も生活保護を認めてもらえず、餓死予備人が生まれていることに心が痛む。

■百歳サラリーマン
 福井家では、100歳を迎えた福太郎翁のために「福太郎翁の1世紀」という伝記を家族総出で自費出版した。そこにはサミュエル・ウルマンの有名な一節が引かれている。

 「青春とは人生の或る期間を云うのではなく、心の様相を云うのだ。(略)年を重ねただけでは人は老いない。理想を失うときに初めて老いがくる」(岡田義夫訳)