肥満の法則

■「もの食う本」(木村衣有子著、ちくま文庫、2012年)を読む。
 不思議な本であった。まあ、タイトルから不思議で会ったが、作家が書いた食に関して書いた本の書評なのか、感想文なのか、紹介文なのか、エッセイなのかである。
 それにしても沢山の本を調べ上げたものだと感心する。これがプロの書き手というものなのか。最初は女流作家が続きこれで終わるかと思っていたら男性の作家も出て来た。ただ、残念なのは食にうるさかった魯山人が出て来なかったことぐらいである。

■肥満の法則
 肥満とは何か。肥満度がプラスのことである。最初に自分の場合のことであることをお断りする。何々の法則というのが沢山あるように肥満にも法則があると思う。それは肥満=もったいないの心、であると思う。どうも、子供のころから食べることに一生懸命であったので、食べ物を残すなんてことは出来ない性分になっているようだ。
 5月31日は何の日か?マックドの割引券の期限が切れる日である。今回はコーヒーの無料券が付いていた。使わない手はない。ついでに食べて行くか、と業者の手口に乗るのである。(やられた!)しかし、好みはないので、コーヒー無料券の横のセットを何も見ずに注文する。そうすると、XXXXペッパーかXXXXXXXXのどちらにしますかと聞かれる。聞かれるものはマスタードかバーベキューしか知らない私はかろうじて聞きとれたペッパーと言った。シャカシャカチキンとやらが付いているらしい。初経験である。どうも中にパウダーを入れてシャカシャカ振ってまぶすとのこと。こんなもの騒音迷惑なので、上から満遍なく(と思っていた)振り掛けた。一口目、ギャーの世界であった。「♪ペッパー〜〜〜警部ううう!」まあ、初めての時はこんな事はある。
 続いて無料コーヒーをもらいにいく。フライドポテトの場所では、ポテトをすくっており、数本の端数が乗っていた。どうするのかと思って見ていたら、ゴミ箱に捨てた。「おおっ!もったいない。」そんなことをするのなら、端数を前に置いてご自由にお取りください、とすればいいだろうが!!
 ラーメンでもモノの本には、高血圧で死にたい人は最後までスープを飲んでくださいとしている。自分は残すことができない。そういえば血圧は最近上昇傾向である。肥満と高脂血、高血圧とくれば・・・・・・・。