同級生の退職

■「ひねくれアイテム」(江坂 遊著、講談社、2008年)を読む。
 短編集である。しかも、自分はあまり読んで来なかった超能力、オカルト、妖怪的な内容であった。いっそ、読み飛ばそうと思っていたが、短編で読みやすかったことや、ナンセンスと思っていたが、娯楽と考えればそれでいいと考えなおし、最後まで読み進んでしまった。何点か、心に響くのがあった。それでいいのではないか。

■同級生の退職
 生え抜きで入社して34年、人一倍頑張っていた同級生が明日退職する。職場を休んでいたのは知っていたが、聞こえていたのは脚を骨折して入院したという話だけであった。外科手術で1カ月は長いのではないかと思い、見舞いに行こうと考えていた矢先であった。
 まだ症状が治っていないと言っていた。しばらく経ったら連絡すると言って握手して別れた。彼にはずいぶんと助けてもらった。お礼も兼ねて二人だけの送別会をやろうと思う。