がんばらない技術

■「ぼくらは夜にしか会わなかった」(市川拓司著、祥伝社、2011年)を読む。
不思議な、そして悲しい話しであった。モチーフは、幻想、そうありたいと思う強い気持ち、死ぬ前の走馬灯の様な過去の経験、夢ということか、新鮮な感じがした。

■がんばらない技術
仕事をしていないと
なぜ不安になるのか?
 教育学者のアダーホルト・エリオット博士は、非生産的で結果の出ない「残念な」完全主義者には、次の5つの特徴があるのではないかと論じています。

1.先延ばし
2.失敗への恐怖
3.All or Nothing的思考
4.不反省で麻痺した完全主義
5.仕事依存

「残念な」完全主義とは、いわば手足が麻痺したように「完全にする」という目標にがんじがらめになった思考のことです。本書でいうマイナスの完全主義と同じ意味です。
反省する心の余裕すらなく、不安を解消するためだけに完全に仕上げようと躍起になっている状態のことを指します。
 サラリーマンという社会は終焉を迎えようとしている。高度成長時代の産物であるサラリーマンは、もはやこの混沌とした時代を乗り切るだけの力はない。同時に"主婦"という言葉も死語になっていく。