生涯現役

■「そうだ小説を書こう」(山本甲士著、小学館文庫、2012年)を読む。
 面白く、ためになった。小説家になるための道筋や考え方が散りばめられている。やっぱり技術が必要な訳だ。自分も真似をしていわゆる文書の指南書を読んで重要なエッセンスは書き留めておこうと思う。今まで、読んだ指南書の類は「論文の書き方」関係の書物数冊だった。しかし、自分は書いてからの推敲は十分やる方である。ここでは、2〜3回とあったので少ないような気がした。それだけ、基礎力が違うのだろうと思う。
 プロットに関しては、人それぞれのようだ。他人のは見たことがないので、比べることはできないが、自分の場合は、割と細かく組み立てていると思っている。これは、土曜日の朝しか時間が取れず執筆期間が半年以上になるので、構成を忘れてしまうので仕方がないことかもしれない。

■生涯現役
 新聞記事からの抜粋である。
遺伝子のなかに、加齢や老化のプロセスを制御する遺伝子があります。この遺伝子の働きのいい人は年をとっても非常に若々しい。一方、この遺伝子の働きが悪い人はどんどん老化していき、いろいろな病気を発症していきます。
男性の場合は血管から老いていきますので、血管のアンチエイジングを考える必要があります。血管が老化するリスクはたくさんあります。高血圧、コレステロールの値や血糖値が高いことでリスクは高くなります。肥満も血管の老化を進めます。忘れてはいけないのはタバコです。これが血管を老化させます。
がんはタバコが一番大きな原因です。それから、食事ですね。野菜中心の食生活をすることが重要です。最近は太っていることががんのリスクになっているという研究成果もあります。あとは運動不足です。
朝食を取らない人に要介護になる人が多いからです。われわれの調査で、朝食をとった人のほうが健康を維持できるということがわかっているので、朝は抜かないでもらいたいですね。
赤ワインをお勧めしています。いろいろな研究調査から赤ワインは心臓病の発症率を下げる。レスベラトロールというポリフェノールが長寿遺伝子を活性化するということが分かってきています。
いまは、健康おたくの人が長生きできる時代だと思います。知識がないと正しい選択ができません。