ロコモ

■ロコモ
 新聞からの抜粋である。
骨や関節、筋肉など運動器の衰えや障害で介護が必要な状態、または必要になる可能性の高い状態をロコモティブシンドローム(運動器症候群、ロコモ)と呼ぶ。該当者が多く「新しい国民病」とも言われるこの状態にならないためには、健康なうちから日ごろの運動を心がけることが大切だ。専門家にポイントを聞いた。
 ロコモは日本整形外科学会が2007年に提唱し、予防啓発に努めてきた。加齢による骨の変化で腰痛になる変形性腰椎症、歩行時や階段昇降時に膝が痛む変形性膝関節症、骨粗しょう症などの人を指し、この3症状だけでも推計患者数は約4700万人に達する。
ロコモ予防の提唱者、中村耕三東大名誉教授は「運動の継続でかなり予防できる。若い人ほど今から長く継続できる運動に取り組んでほしい」と訴える。毎日の生活で工夫や努力を重ねて、骨や関節を支える筋肉を鍛えればよい。